注目を集めている「長征5號」「長征7號」などの中國製新型ロケットが14日、南米最大規(guī)模のブラジル航空ショーに展示される。中國次世代ロケットの海外進(jìn)出はこれが初となる。環(huán)球網(wǎng)が伝えた。
ブラジル航空ショーは4月14日から17日に開かれる。中國キャリアロケット技術(shù)研究院宇航部の李同玉部長は、「中國が今回の航空ショーに出展するロケットはラインナップが豊富で、長征5號、長征7號といった新型ロケットの他に、長征2號丙、長征3號乙などの現(xiàn)役主力ロケットが含まれる」と述べた。長征5號の靜止トランスファ軌道への打ち上げ能力は13トン以上に達(dá)し、中國製ロケットのこれまでの打ち上げ能力(5.4トン)を大きく上回る。長征5號は2回の打ち上げ試験後、月探査機(jī)の嫦娥5號を打ち上げることになる。また、中國は先月末、遠(yuǎn)征1號?上段ロケットの試験に成功した。李部長によると、歐州を含む各國の宇宙機(jī)関が、この技術(shù)に高い関心を示しているという。
中國が次世代ロケットの「海外集団デビュー」の場所としてブラジルを選択したのは、商業(yè)打ち上げ市場をこじ開けようとする中國にとって、南米が新たなスタート地點になりつつあるからだ。南米の衛(wèi)星の需要は近年拡大しており、各國は衛(wèi)星を使い資源調(diào)査、熱帯雨林の巡視を行っている。また南米の特殊な地理的位置も、宇宙船の打ち上げに優(yōu)れた環(huán)境を提供できる。李部長は、「中國から打ち上げられる衛(wèi)星は、地球を巡り飛行する際にちょうど南米を通過する。ゆえに中國と南米の間には、獨特な相互補(bǔ)完性がある」と説明した。
南米の打ち上げ市場は、中國に対して特殊な意義を持つ。米國は1998年より政治的手段により、中國を商業(yè)用衛(wèi)星打ち上げ市場から閉め出している。米國は世界の6割以上の衛(wèi)星の製造を支配しており、歐州や日本が製造する衛(wèi)星も米國の多くの部品を採用している。米國政府は「國際武器取引ルール」を使い、米國製もしくは米國製の部品が含まれる衛(wèi)星の打ち上げに、中國のロケットを使用することを禁じている。李部長は、「我々は次世代長征ロケットを初めて海外で展示する。これは我々の宇宙技術(shù)を展示するほか、潛在的な利用者と新たな國際協(xié)力モデルを模索し、衛(wèi)星打ち上げ?応用市場を切り開き、世界で商業(yè)用衛(wèi)星打ち上げの制限を受ける局面を打開することを目的としている」と語った。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年4月14日
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