■情熱的な大阪
ある人は、「東京と比べると、大阪は上海に似ている」と言う。自分たちの繁栄を聲高に主張し、自分たちの個性を強烈にアピールする。しかし、大阪の街を歩いてみると、その印象とは異なる感覚を覚えた。東京の現(xiàn)代的な都市に比べて、大阪はもっと親切で素樸だった。
朝食を食べにレストランに向かう途中に聞こえてくる、あの元気ではつらつとしたあいさつの聲。心斎橋一帯を歩いていると、聞こえてくる道沿いの店舗の大きな呼び聲は、いつも靜かに街を散歩するのが好きな友人でさえ、「すごい活気!」という感嘆の聲を上げるほどだった。実際、現(xiàn)代化された大阪は、昔と同様、頑固なまでに、「地方色」を維持し続けている。
わずか15分程ではあったが、情熱的で明るい大阪の青年は我々に非常に深い印象を殘した。初めは、大阪のあまりにも賑やかな雰囲気を嫌っていた友人も、「親切で情熱的な関西人は確かに魅力的だ」と認めた。
旅はどんなに楽しくても、必ず終わりが來るものだ。タクシーの運転手のおじさんが、情熱的な関西弁で我々に別れを告げた時、この日本の旅も円満に終わった。
さようなら、大阪。(編集MZ)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年4月30日
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