2011年3月11日、日本の東北地方でマグニチュード9.0の大地震が発生した。日本の観測史上最大の地震で、700キロメートルの範囲に及ぶ巨大な津波を引き起こした。さらに地震と津波により、東京電力の福島第一原子力発電所で放射能漏れ事故が発生し、1986年のチェルノブイリ原発事故以來、最も深刻な原発事故となった。地震は日本の內(nèi)閣によって「東日本大震災(zāi)」と命名された?？证毪伽瓰?zāi)難から5年が経った今、日本の被災(zāi)地の再建は進んでいるだろうか?！竾H商報」が伝えた。

▽復(fù)興は道半ば

災(zāi)害からの復(fù)興に必要なものは、建物を建て、安全保護対策をし、交通網(wǎng)や通信網(wǎng)を整えるといったことだけではない。原発周辺の地域を除洗し、被災(zāi)者が安心して暮らせるようにし、生態(tài)環(huán)境を回復(fù)し、産業(yè)を復(fù)興させることも必要だ。

南開大學日本研究院の劉雲(yún)客員研究員は取材に答える中で、「東日本大震災(zāi)の復(fù)興では、一連の主要事業(yè)はほとんど完成した。鉄道や病院の再建などは9割方終わっている。被災(zāi)者のための住宅5萬戸が必要で、これまでに40％が完成した?，F(xiàn)地では防波堤の再建が行われており、高さは以前のものより14.7メートル高くなり、全長は約400キロメートルに及ぶ」と説明した。

だが復(fù)興全體として考えると、この「成績」ではまだまだ不十分だ。日本國民の多くが復(fù)興作業(yè)の進展が遅いと考えている?！赋招侣劇工长韦郅砂k表した巖手、宮城、福島の42市町村長へのアンケートによると、「復(fù)興?復(fù)舊が完了する時期は、3年前の見立てより遅れる」とした人が45％に上った。シンガポール紙「聯(lián)合早報」は、巖手県と宮城県の復(fù)興プロジェクトは594件あるが、今年1月の時點で完了したものは83件で、計畫全體の14％にとどまることを伝えた。

また一部の施設(shè)について、再建の必要性を疑問視する聲も出ている?！赋招侣劇工摔瑜毪?、日本の國土交通省は、昨年9月までに、巖手、宮城、福島の3県で沿岸の防波堤再建計畫のうち約12％が完成したと発表したが、國民からは批判の聲が上がった。沿岸地域の住民が移転した後に巨費を投じて防波堤を再建する必要があるのか、景観を大きく変えてしまうのではないかといった聲だ。