彼女は街角で野良犬を見かけると、家に連れ帰りエサをやる。人に捨てられ怪我をした犬に出會うと、病院に連れていき、抱いて家に連れ帰る。重慶の高齢女性白金容さん(67)は18年の間毎日、最も接觸してきたのは野良犬たちだ。彼女は世間から置き去りにされた野良犬の世話をするため、家屋の立ち退き料と毎月2300元(約3萬8640円)の退職金を持ち出ししながら、一人で千匹ほどの野良犬を飼っている。何回か立ち退きで引越をした彼女はただただ野良犬に最適な場所を探して住んでいる。
白さんは取材に対し、「犬の壽命はとても短い。逃げ出したり亡くなったりした犬を除くと、現(xiàn)在、家には130匹余りの健康な野良犬がいる。この『家』を支えるために18年間、毎月2300元の退職金と何年か前の立ち退き料で毎日の生活を維持している」と話す。
現(xiàn)在、立ち退き料も間もなく底をつく。野良犬の數(shù)が多いため、周辺住民から常にうるさいと苦情を受ける。仕方なく彼女は5度の引っ越しを余儀なくされたが、毎回引越には大金をはたいて犬たちを輸送する大型トラックを借りなければいけない。資金不足のため、現(xiàn)在彼女が郊外の老朽危険家屋しか借りられない狀態(tài)だ。
白さんに救助された野良犬たちは、彼女から見れば親しい「人」である。彼女は、「1998年、定年退職の1年前に野良犬を引き取り始めてから18年間1日も休みはない。犬も命があり、責(zé)任も大きい。なので、後戻りはできない。犬が好きな人を探してアイディアを出してもらい、後継者を探したいと望んでいる」と話す。(編集JK)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年4月14日
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