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2016年4月22日  
 

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人民網(wǎng)日本語版>>経済

日本は「匠の精神」をどのように育ててきたか (2)

人民網(wǎng)日本語版 2016年04月22日08:21

▽質の高いブルーカラーが支柱

日本の企業(yè)関係者の一部からは、日本製品の精密さの追求は市場競爭の激しさによる部分が大きいという聲が聞かれる。激しい競爭の中、質が高くなければ勝つことはできないため、企業(yè)はより精密で優(yōu)れた製品を作らざるを得ない。つまり、日本は工業(yè)化時代の衝撃の中でも「匠の精神」を失わず、工業(yè)化時代の競爭こそが「匠の精神」を育てたということだ。

「匠の精神」はブルーカラーに最もよく體現(xiàn)されている。早稲田大學の鵜飼信一教授は、「日本の企業(yè)の90%以上が中小企業(yè)で、そのうちの大部分は社員10人未満の零細企業(yè)だ。だが中小企業(yè)には日本の製造業(yè)を支える技術力のあるところが少なくない。小規(guī)模企業(yè)の戦いの武器は質の高い労働者だ。質の高い労働者が自主革新し、熟練度を向上させ、新しい機械設備に習熟し、新技術や新しい知識を學ぶことが、日本経済発展の重要な柱になっている」と話す。

日本ではブルカラーは「かっこいい」仕事で、肉體労働と頭脳労働で収入にそれほど差はなく、ブルーカラーの賃金は世界トップクラスだ。ブルーカラーは社會で尊敬され、ハイレベル技術の職人の月給は、一家全員を養(yǎng)うのに十分だ。こうした著実な物的基礎が後ろ盾となって、技術者は全身全霊で仕事に沒頭し、新しい製品を絶えず生み出していく。

鵜飼教授は、「質の高い労働者でなければ付加価値の高い製品を生み出すことはできない。熟達した技術をもつ職人になるには、目先の利益にとらわれず、苦労を厭わず、技能を磨くために努力し學ぶ時間が必要だ。精密さを求める『匠の精神』と製造業(yè)の『労働者こそが創(chuàng)造者』であるという考え方は、日本の製造業(yè)の神髄だといえる」と話す。


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