■「幸せに暮らす若者として、異郷で永眠する人々を忘れるわけにはいかない」
5月8日、ドイツのベルリンやブランデンブルク州で次々に記念行事が行われた。ベルリンのフリードリヒスハイン市民公園では軍裝の女性兵士が純潔と鮮血を象徴する赤と白のバラの花輪をポーランド兵士記念碑前に獻花した。「われわれはあなたたちの犠牲に厳粛な約束をする。戦爭はもうなく、ファシズムもない」。人々は花輪のリボンに約束を書き込んだ。ドイツの各連邦州の政界、軍界の代表が集まり、ファシズムに抵抗して犠牲となったポーランドのレジスタンスに敬意を表した。
同日、ベルリンのドイツ?ロシア博物館やソ連赤軍ベルリン解放記念碑などでも記念行事が行われた。ソ連赤軍ベルリン解放記念碑前では、通行人が獻花し、ベルリン解放のために犠牲となったソ連兵を追悼した。ベルリンのミュラー市長は「5月8日は非人道的な獨裁支配の終結と民主?自由の開始を示している。後の世代を教育し、和解と対話こそが世界平和実現の確かな道であることを知らせることは、ドイツ人一人一人の任務だ。平和な社會においては人種差別、排外勢力、狹隘な暴力思想は許されない」と述べた。ロシアとのクォーターであるドイツ人少年(15)は母に付き添われて獻花した。少年は本紙記者に「ベルリン解放のためのソ連赤軍の犠牲は最も大きかったと祖父母はいつも言っていた。幸せに暮らす若者として、異郷に永眠する人々を忘れるわけにはいかない」と語った。
ブランデンブルク州は州政府議會ホールで記念行事を行い、民衆(zhòng)が暗黒のファシズムの歴史に向き合うよう、強制収容所の生存者を招いて體験を語ってもらった。同州議會議長は「ドイツで極右勢力が臺頭傾向にある今日、この記念日は道を切り開き、人々の記憶を新たにするものだ」と述べた。
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