2014年のマイクロソフトによるノキア攜帯事業(yè)買収は、「総負け」の取引であったことが証明された。マイクロソフトは19日、ノキアの多機能攜帯電話(フィーチャーフォン)関連の資産を、中國の富智康集団(鴻海の子會社)とフィンランドHMD globalに3億5000萬ドルで売卻することとで合意したと発表した。京華時報が伝えた。
合意によると、マイクロソフトはノキアのフィーチャーフォン関連資産(ブランド、ソフトウェア、サービス、顧客サービスネットワーク、顧客契約および重要な供給契約)のほぼ全てを現(xiàn)地の法律の規(guī)定に従って売卻する。監(jiān)督管理面の承認とその他取引條件を満たす必要があるが、今年下半期には手続きが完了する予定。富智康はこのほか、ベトナム?ハノイにあるMicrosoft Mobile Vietnamも取得する。これはマイクロソフトが現(xiàn)地に建設した製造施設が主となる。取引完了後、約4500人の職員は富智康集団あるいはHMD globalに移籍することとなる。
マイクロソフトのスマートフォン部門がノキアブランドを手放したのに続き、今回さらにフィーチャーフォン事業(yè)を売卻した。つまり、マイクロソフトはノキアブランドと完全に手を切ることになる。
しかしマイクロソフトは、ノキアのフィーチャーフォン事業(yè)売卻は攜帯電話事業(yè)からの撤退を意味するわけではなく、今後もWindows 10 Mobileの開発を続けるほか、Lumia端末、Acer、アルカテル、HP、トリニティ、VAIOといったOEMパートナーとの端末についてもサポートしていくとしている。
一方のノキアは攜帯事業(yè)をマイクロソフトに売卻後、現(xiàn)在は通信機器メーカーとなっており、すでに攜帯電話事業(yè)から撤退することを表明している。しかしこれは、かつて攜帯市場をリードしたブランド?ノキアがこの世から消滅することを意味するわけではない。ノキアはライセンス契約という形を通じて、ノキア攜帯を再び発売する。
マイクロソフトがフィーチャーフォン事業(yè)を売卻した一方で、ノキアもフィンランドのHMD社とノキアブランドおよび特許技術に関するライセンス契約を締結、ノキアスマートフォンの生産を許可した。
HMDは設立されたばかりの企業(yè)で、経営者にはノキア元幹部が含まれているという。ノキアとHMD社とのライセンス契約の期限は10年間で、獨占ライセンス提攜となる。つまり、このたび富智康と共同でマイクロソフトからフィーチャーフォン関連の事業(yè)を取得したHMD社は今後、ノキアブランドのスマホ、フィーチャーフォン、タブレットPCを生産できる世界で唯一の企業(yè)となる。(編集SN)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月20日
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