6月18日、習(xí)近平國家主席はセルビアの首都ベオグラードで同國のトミスラブ?ニコリッチ大統(tǒng)領(lǐng)と會談した。會談後、両首脳は「中華人民共和國とセルビア共和國の全面的な戦略的協(xié)力パートナー関係構(gòu)築に関する共同聲明」に調(diào)印した。

中國の習(xí)近平國家主席とトミスラブ?ニコリッチ大統(tǒng)領(lǐng)は18日に共同聲明を発表し、國家主権と領(lǐng)土保全を尊重することを共同で強(qiáng)調(diào)した。聲明には、コソボ問題や南中國海の問題についての主張も盛り込まれている。人民日報(bào)が伝えた。

ニコリッチ大統(tǒng)領(lǐng)は次のように述べた?！钢袊趣斡押瞄v係の発展はセルビアの外交政策の重要な柱の一つであり、セルビアはいささかも揺らぐことなく1つの中國の原則を奉じ、世界にはただ1つの中國しかなく、中華人民共和國政府が全中國を代表する唯一の合法的な政府であり、臺灣地區(qū)は中國の領(lǐng)土の不可分の一部であることを認(rèn)める。セルビアは臺灣側(cè)といかなる公的関係も構(gòu)築せず、いかなる公的な往來も行わないことを承知し、どのような形式のものであれ『臺灣獨(dú)立』に反対し、両岸関係の平和的発展と中國の平和的統(tǒng)一という一大事業(yè)を揺るぎなく支援することを約束する」。

習(xí)主席は、「セルビアの主権と領(lǐng)土の保全を尊重し、セルビアがコソボ問題の政治的解決で行った積極的な努力を賞賛する」と述べた。雙方は、「國際関係においては、いかなる形式の、いかなる企みをもった分裂主義であれ、必ず譴責(zé)を受けて阻止されることになる。一方的に獨(dú)立を宣言するなどの國際的な平和と安全を破壊する行為はどれも支持を得ることができない」と強(qiáng)調(diào)。また習(xí)主席は、「引き続き、『國際連合憲章』の主旨と原則の枠組內(nèi)で、國連安全保障理事會決議1244號を厳格に遵守することを土臺としてコソボ問題を解決し、対話と交渉という方法を通じて當(dāng)事者すべてが受け入れ可能なプランを追求することを主張する」とした。

雙方の一致した見方によると、南中國海の問題では、二國間合意と「南中國海各方面行動宣言」（DOC）の規(guī)定に基づいて、直接の関わりがある當(dāng)事者が友好的な協(xié)議や交渉を通じて、領(lǐng)土と海洋をめぐる爭議を平和的に解決しなければならないという。

習(xí)主席が6月17日から19日にかけて行ったセルビア公式訪問は、一里塚の意義をもった訪問と評価されており、両國の數(shù)十年にわたる伝統(tǒng)的な友好関係の新たなページを開いたものだといえる。雙方は、2009年に両國が宣言した戦略的パートナー関係の構(gòu)築を土臺として、中華人民共和國とセルビア共和國との二國間関係を全面的な戦略的パートナー関係に格上げすること、雙方が今後、「一帯一路」建設(shè)、経済?貿(mào)易、人的?文化的分野での実務(wù)協(xié)力を深めてさまざまな共通認(rèn)識に到達(dá)することを決定した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年6月19日