今後はブロイラー（食肉用のニワトリ）の屠殺も今までのように「バッサリ」とはいかなくなった。ニワトリが恐怖やストレスを感じることなく、快適と感じられるようにする必要があるというのだ。斉魯晩報(bào)が報(bào)じた。

このほど青島農(nóng)業(yè)大學(xué)食品科學(xué)?エンジニアリング學(xué)院の孫京新教授が主導(dǎo)して制定した山東省の地方基準(zhǔn)「ブロイラー福利屠殺技術(shù)基準(zhǔn)」が質(zhì)量監(jiān)督當(dāng)局の認(rèn)可を経て、このほど公表された。ブロイラーの屠殺に関する業(yè)界基準(zhǔn)を制定したのは、中國(guó)では山東省が初めてだ。

同基準(zhǔn)には、屠殺前や屠殺時(shí)に、ブロイラーをどのようにしてその環(huán)境に適応させるかという點(diǎn)や、基本的な自然の欲求を満たしてあげる方法を制定している。ブロイラーが快適と感じ、ニワトリ本來(lái)の動(dòng)きの自由を保証し、苦痛や恐怖、ストレス、脅威を感じることがなければ、その福利を満たすことが科學(xué)的に証明されている。

また同基準(zhǔn)では、捕獲、輸送、積み下ろしの過(guò)程で、ブロイラーのストレスを軽減する対策を講じなければならないとしている。捕まえる時(shí)は、捕獲器を使うか、両手で両方の羽をつかまなければならず、片方の羽や足をつかんだり、ひっぱったりしてはいけない。輸送は3時(shí)間以內(nèi)とし、その溫度や衛(wèi)生狀態(tài)にも注意を払わなければならない。屠殺前は穏やかに過(guò)ごせるようにしなければならず、胸にタッチパッドを裝著して、支えや接觸を感じさせることで、ブロイラーが穏やかに過(guò)ごすことができる。また屠殺時(shí)は必ず、二酸化炭素などで気絶させなければならない。