年に1度の中國書籍界でのビッグイベント「北京國際図書博覧會」において、著名エッセイスト卞毓方氏の大作「日本人の『真面目』」が大々的に発表された。人民網(wǎng)が報じた。
「日本人の『真面目』」は、長年にわたり著者が心血を注いで練り上げた超大作だ。これは、學(xué)科や分野、さらには民族や文化の境界を跨ぐ作品で、中日両國の愛と恨みを生き生きと描いた関係史であり感情史である。同時に、文化の母國と屬國の間でどのような衝突や出會いが起こったかを掘り下げた文化変遷史でもある。歴史の物語、文化の歴史沿革、風(fēng)情?民俗、蕓術(shù)品評など、著者の鮮やかな文筆が過去と現(xiàn)在を書き分け、文章を美しく光り輝かせ、読者を心から満足させる。富士山、巖流島、太宰治、川端康成、大江健三郎など、多くのテーマを挙げ、うまく話を展開させ、あかぬけた鋭い視點から描いた、素晴らしい內(nèi)容になっており、日本民族の文化の遺伝子とその特性に対して、全面的かつ掘り下げた観察と分析が行われている。これは、中國語文壇界において、日本文化を題材とした「最も権威ある書籍」であり、中國版「菊と刀」であり、日本文化の百科事典と言えるだろう。
日本文化を深く理解したい多くの文學(xué)青年にとって、「日本人の『真面目』」は、「これ一冊さえあれば、他に何もいらない」本であると同時に、この本は、熱血青年が必ず読むべき愛國書でもある。これは、代々続く我々熱血青年に対して、「愛國とは、盲目的な排斥や敵視ではない。本當の愛國とは、他民族の文明を尊重し、理解し、學(xué)べる姿勢のことだ。たとえ自分の敵であろうと、本に描かれているように、かつては文化面で中國の屬國であった日本も中國を十分に尊重し、理解し、學(xué)ぶという過程を経て、中國の良きライバルとなり得る」ことを教えている。
中日両民族の歴史と文化の高みに立って、中國人の文明観の再建をリードして初めて、自民族に対する自信を確実に再構(gòu)築することができる。100年前、當時の文化的巨匠?魯迅が、中國人の民族に対する自信をめぐる問題を啓発的に提起したが、100年後の今、卞毓方氏の「日本人の『真面目』」が、著者獨自の方法で、魯迅が出したこの問題と任務(wù)に対する答えを出した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月31日
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