この特殊な服を著ると、周囲の日照と何気ない體の動きにより、時計や攜帯電話に絶えず充電できる。かつてはSF映畫の中での出來事にすぎなかったことが、ついに現(xiàn)実できるようになった。発明者の一人、重慶大學の范興準教授は28日、記者にこの特殊な織物の秘密を明かしてくれた。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
范準教授によると、この織物は低コストで軽量なポリエステルを使用??嵕S表面に金屬と半導體をコーティングし、エネルギーを収集?保存する。それからこの繊維とウールを混ぜ、織り機で厚さ0.32ミリの織物にする。
范準教授によると、繊維摩擦ナノ発電機の原理は摩擦により電力を生む。ある材料は別の材料と摩擦する際に、帯電する。2種の材料を接觸させると電子を伝えるが、これを分けると電子を受け取る材料が負の電荷になる。この2つの材料を1つの回路によって連結(jié)させれば、微弱の電流が生まれ電荷が釣り合う。これを何度も繰り返すことで、交流電流により発電できる。
范準教授のチームは研究により、人體の運動方向に繊維摩擦ナノ発電機を並べることで、多くの電力が得られることを発見した。あるいは日照の強弱に応じて異なるモードに切り替え、出力を調(diào)整することで、異なる使用環(huán)境に適応することができる。
范準教授は「ウェアラブルデバイスの他に、この材料は將來的により大型の自動給電可能な日用品に用いられる。あるいはその他の機能を付與された繊維と組み合わせて使うことで、より大きな力を発揮できる」と話した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年9月30日
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