第3、米國の構築する同盟システムにおける日本の地位を高める。近年、日本は米國の「アジア太平洋リバランス」戦略に忠実に仕えて、米國主導の同盟システムにおける重心となり、地域の安全保障問題における存在感を高め、最終的には政治大國、軍事大國となることを望んでいる。短期間にこのやり方と目的が変わることはない。今、米國のために盡くし、また自らの存在感をはっきりと示す機會が來た。當然、日本がこの機會を逃すはずがない。
第4、中比を離間させる機會を探る日本はフィリピンが南中國海をめぐる爭いの當事國及びASEAN加盟國であることを重視し、フィリピンを南中國海をかき亂し、中國を牽制する重要な足がかりとしている。中比が南中國海の障害を乗り越えようとする中、日本はかえって南中國海問題をしっかりと摑み放そうとせずにいる。日本の內閣官房長官は、南中國海問題は國際社會が関心を共有する問題だと公言した。安倍首相はドゥテルテ大統(tǒng)領の訪日時に、米日との協(xié)力強化をフィリピンに促す考えだ。日本は仲裁裁判の裁定の尊重もフィリピンに促す計畫だ。
だが、フィリピンが日本の踴りに完全に付き隨うことは恐らくない。ドゥテルテ大統(tǒng)領は就任から今日まで、明らかに主要な力を國內の安全と経済発展に注いでおり、外交戦略は內政に貢獻するものだ。フィリピンは平和で安定した発展環(huán)境を築き、各國との広範な交流を通じて利益を得ることを望んでいる。米日の必要を満たすために南中國海問題を誇大宣伝し、情勢の緊張を激化させ、中國と対立することは、フィリピンの長期的利益にならない。ましてや中比は南中國海問題における溝の管理?コントロール、対話、協(xié)力について原則的立場を明らかにしたばかりであり、苦労してようやく得た成果をフィリピンが簡単にご破算にすることはない。ドゥテルテ大統(tǒng)領訪日の重點は経済協(xié)力の促進であり、日本からできる限り多くの支援を取りつけることであり、米日のお先棒を擔いで自國の利益を犠牲にすることではないと考えられる。
中國は日比の正常な協(xié)力には反対しないが、日本が中比関係に水を差し、南中國海問題に干渉することには十分な警戒を続ける。協(xié)力が地域の平和と安定を妨げる負のエネルギーとなるべきではなく、米國がアジア太平洋で築く同盟システムも他國の正當な権益を損なってはならない。
われわれはさらに日本に対して、「積極的平和主義」の名目を掲げて、地域のトラブルメーカーにならないよう忠告する。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年10月27日
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