また辺副會長は、「世界無形文化遺産は、申請項(xiàng)目の技術(shù)面での要求だけでなく、その調(diào)理方法や食べるというプロセスにおける人と人との感情的な交流がより多く要求される。また申請する項(xiàng)目が、ある民族の精神的な內(nèi)包やある地域の人的?文化的な感情を反映するものでなければならない。例えば韓國のキムチの申請內(nèi)容では、その調(diào)理技術(shù)は全體のおよそ3分の1のみで、キムチの背後にある人的?文化的価値をより強(qiáng)調(diào)していた」とした。
さらに華中師範(fàn)大學(xué)國家文化産業(yè)研究センターの于干千教授も、「無形文化遺産リスト入りを果たした飲食関係の項(xiàng)目はいずれもシンプルな一つの料理だったり、ある種の調(diào)理技法ということはなく、その背後にあるもの、つまりその飲食のもつ文化や伝統(tǒng)に関する內(nèi)容がより多かった」とした。
そして于教授は、「メキシコの伝統(tǒng)料理がリスト入りを果たした最も大きな理由は、メキシコの伝統(tǒng)料理がミチョアカン州のコミュニティにおいて先祖代々受け継がれ、現(xiàn)在も進(jìn)行中の社會文化を形成し、メキシコの伝統(tǒng)料理に関連する風(fēng)習(xí)や風(fēng)俗、知識が異なるグループの共通したシンボルとなっている點(diǎn)だ。同様に、トルコのケシケキの伝統(tǒng)は中國の無形文化遺産の観點(diǎn)からすると全く箸にも棒にもかからないレベルだが、このシンプルな料理は民族の文化や民族の精神といった內(nèi)容を反映しており、主に農(nóng)村などで食されるこの飲食文化が國全體で広く認(rèn)められ、継承されている點(diǎn)からリスト入りを果たしている」と分析している。
于教授は、「中國料理はユネスコの無形文化遺産の基準(zhǔn)を満たしているが、現(xiàn)在問題なのは、中國國內(nèi)の重要項(xiàng)目として組み込まれていない點(diǎn)だ」とし、無形文化遺産の申請は、世界のいずれの國においても、國を挙げて進(jìn)めているという點(diǎn)を指摘した。中國國內(nèi)においても、他の無形文化遺産申請は基本的に政府が主體となって進(jìn)められているが、グルメ分野に関しては、その多くが業(yè)界の協(xié)會や民間組織が主體となり進(jìn)めているという。辺副會長は、「申請作業(yè)を推し進(jìn)めていくため、中國料理の申請作業(yè)を早急に國の戦略項(xiàng)目に組み入れてほしい」とし、國が重視してこそ、中國料理の世界無形遺産申請業(yè)務(wù)も真の意味で一歩踏み出すことができるとしている。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月30日
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