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日本の伝統(tǒng)工蕓の危機と希望を反映する「うちわ」 (2)

人民網(wǎng)日本語版 2017年03月31日14:11

日本は伝統(tǒng)工蕓の保護が進んでいるほうだが、「多くの工蕓が急速に消滅している。もう再現(xiàn)できない技術(shù)も多い」という。栗川商店では最盛期には年間500萬本ものうちわが生産されていたというが、今は20萬本にまで激減した。手づくりうちわや手づくり燈篭、鉄を打って作った農(nóng)具などは、1940-50年代の日本にはたくさんあったものの、一世代で衰退し、今はほぼ消えてしまった。「一人でも多くの人に伝統(tǒng)工蕓の美しさを知ってもらうというのが、神様が私にくれた仕事なのかもしれない。私たちは、伝統(tǒng)工蕓を受け継いでいくために、一生懸命努力を続けている」と語る下河さんの笑顔からは、大きな責(zé)任感も感じられた。

一人でも多くの人に買ってもらい、伝統(tǒng)工蕓を守るために、栗川商店はうちわの値段を抑え、無地の普通のうちわは1000円で販売している。うちわ業(yè)が危機に瀕していることを知り、社員に配るためにたくさん注文して、伝統(tǒng)工蕓を応援しようという現(xiàn)地の企業(yè)もある。それでも、栗川商店の売上額は年間わずか3億円と、全盛期の3分の1にすぎないという。

伝統(tǒng)工蕓品の需要が減少しているほか、栗川商店も後継者問題に直面している。日本の伝統(tǒng)工蕓はかつて、その技術(shù)を家族に伝えることを非常に重んじていた。しかし、それでは後継者問題が起きやすいため、伝統(tǒng)業(yè)界も少しずつ外部の人にもその扉を開け、若い人が技術(shù)を?qū)Wべるようにするようになっている。河堤大介さん(36)は、日本の伝統(tǒng)工蕓に強い興味を抱く若者の一人。熊本市で演出の経営管理の仕事をしていたものの、昨年4月にそれを辭め栗川商店の門を叩いた?!缸庸─韦长恧楗ⅸ`トや創(chuàng)作が好きだった。うちわの製作も好き」と河堤さん?,F(xiàn)在、栗川商店でうちわを製作しているスタッフ5人は、下河さん以外は全員30歳前後の若者だ。

近年、日本の社會では自國の伝統(tǒng)や文化に再び目が向けられるようなり、若者が貴重な伝統(tǒng)工蕓を知る良い機會となっている。「日本は地震や津波などの自然災(zāi)害が多い。災(zāi)害が起きるたびに、多くの人が家族や文化の継承の大切さを思い知らされる。災(zāi)害が起きると、伝統(tǒng)の大切さが身にしみて分かる」と下河さん。ある意味、社會にとって災(zāi)害は悪いことばかりではないようだ。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月31日


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