■改憲には幾重もの障害

安倍氏が懸命に旗振りをして改憲を推し進(jìn)めたいが、日本國(guó)內(nèi)では依然大きな障害を抱えている。NHKの最新の世論調(diào)査では、憲法9條改正について「不必要」が57％で、「必要」の25％を大きく上回った。憲法9條が日本の平和と安全の維持に資するとの回答は82％に上った。9條改正が日本國(guó)民の支持を得ているわけではないことがわかる。

國(guó)內(nèi)の障害を和らげるため、安倍氏は9條の現(xiàn)行の條文は変えず、自衛(wèi)隊(duì)に関する條文を追加するのみにすると言明した。だが多くの憲法學(xué)者は、自衛(wèi)隊(duì)そのものが「陸?？哲姢饯嗡麘榱Δ稀ⅳ长欷虮３证筏胜ぁ工趣工氲?條第2項(xiàng)と相容れず、つじつまが合わないとする。

現(xiàn)在の安倍氏の改憲への自信は、自民黨総裁任期が延長(zhǎng)されたことと、改憲勢(shì)力が國(guó)會(huì)で大多數(shù)の議席を占めていることによるものだ。だが、この2つの優(yōu)勢(shì)が効を奏すかどうかは不確定だ。

百歩譲って、安倍氏が望み通り再選を果たし、かつその時(shí)に改憲勢(shì)力が衆(zhòng)參両院で十分な議席を占めていたとしても、法定の手続きに基づき、改憲は國(guó)會(huì)発議後、さらに國(guó)民投票にかけられ、有効投票の過半數(shù)の賛成を得る必要がある。安倍氏は改憲に向けた世論作りに全力を盡くしているが、日本國(guó)內(nèi)では平和憲法支持の聲が依然として非常に強(qiáng)い。安倍氏の改憲の「大計(jì)」が國(guó)民投票という「障壁」を乗り越えるのは非常に困難だ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年5月8日