日本は3日、平和憲法の施行から70周年を迎えた。だが多くの國民が平和を賛美し、戦爭に反対するこの日に、安倍晉三首相は憲法9條改正の意向を公然と表明したうえ、2020年に新憲法を施行するとの目標(biāo)を明確に打ち出した。解放軍報(bào)が伝えた。

憲法9條は、戦爭の放棄と戦力の不保持を定めている。アナリストによると、この規(guī)定は平和憲法の核心であり、日本の戦後の平和の礎(chǔ)と見なされ、國民に幅広く支持されている。安倍氏による9條改正は幾重もの障害を抱えており、改憲のタイムテーブルは実現(xiàn)困難だ。

■改憲のタイムテーブルを定める

安倍氏は読売新聞（3日付）の単獨(dú)インタビューで、改憲を自ら実現(xiàn)するという強(qiáng)い意向を表明するとともに、「2020年の新憲法施行が目標(biāo)だ」と、そのタイムテーブルを初めて明確に示した。

安倍氏は同日、極右団體「日本會議」主導(dǎo)の集會でもビデオメッセージを発表。「改憲は與黨自民黨結(jié)黨者の『悲願』であり、歴代総裁が受け継いできた」「憲法審査會における具體的議論をリードし、改憲の『歴史的使命』を果たしたい」とした。

2016年7月の參院選により、改憲勢力の議席數(shù)は衆(zhòng)參両院でともに改憲発議に必要な3分の2以上に達(dá)した。だが野黨の強(qiáng)い抵抗のため、改憲問題はまだ國會の正式な議題になっていない。

安倍氏は今ついに「抑えきれずに」強(qiáng)い改憲意欲を表明したうえ、憲法記念日に改憲のタイムテーブルを示した。アナリストによると、安倍氏が首相の立場を利用して改憲派の聲を公然と大きく取り上げたのは、改憲問題を改めて議論のテーブルに載せる契機(jī)とする企てだ。