このほど新華社「経済參考報」とVisaが北京において共同で発表した「中國越境消費年度指數報告(2017)」によると、中國における海外通販サイトの輸入元は米國が常にトップを占め、続いて英國、シンガポールであることが明らかになった。また、中國の消費者が海外通販する頻度のトップも米國だった。北京青年報が伝えた。
同報告によると、中國の消費者から人気の高い「海外購入」サイトには専門店、教育関係とファッション関連商品の小売店などのサイトが含まれているとしている。中國の消費者は海外の高い品質の商品やサービス、特に教育サービスに対するニーズがやや高くなっている。
注目すべき點は、2016年に中國の消費者の海外通販サイトの利用頻度が低下したものの、その取引規(guī)模は上昇した點だ。これは中國の消費者の海外通販がより理性的に、成熟してきたことを示している。また、中國の消費者の通販頻度トップは米國で、購買力トップは英國だった。同報告は、これは中國の消費者の海外通販がますます理性化している一方で、消費がアップグレードの傾向を見せ始めているとしており、また一方で、電子商取引が海外輸出トレンドの好転を実現させていると分析している。
同報告では、サンプル國として10の國と地域のモニターを続けている。その中で、海外の消費者による中國の越境通販サイトでの取引額は中央値で6970萬ドル(1ドルは約111.7円)で、前年比43%増となっており、中國の電子商取引の海外輸出は爆発的な発展を遂げている。中國の電子商取引の最大の海外顧客は米國で、臺灣地區(qū)と香港地區(qū)がそのあとに続く。全體的に見ると、歐州諸國における中國のネットサイトにおけるショッピングは一般的に「少額で高頻度」となっており、アジア周辺諸國は一般的に「高額で低頻度」となっている。海外の消費者が中國のネットサイトで海外購入する頻度の高さは米國、英國、フランスの順となっており、その購買力は香港地區(qū)、臺灣地區(qū)、シンガポールの順で高かった。
また、同報告ではこのほかにも中國人の海外旅行のトレンドについて分析しており、中國人の海外旅行の主な目的地は北米を除いた場合、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線國に集中しており、トップを占めるのは香港?マカオ?臺灣地區(qū)と東南アジアの國と地域で、中國人観光客の市場シェアは36.3%を占めている。2番目は約9.5%を占める日本と韓國、3番目は約4%以上を占めるロシア以外の歐州エリアとしている。(編集TG)
「人民網日本語版」2017年9月22日
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