一部の海外メディアは最近、ドッキング目標(biāo)機(jī)「天宮1號(hào)」が「すでに制御不能で、地球に衝突し、地上環(huán)境及び安全を脅かす」という喧伝の的となっている。しかもこのような報(bào)道は今回が初めてではない?？萍既?qǐng)?bào)が伝えた。

中國(guó)航天科技集団第五研究院空間実験室システムチーフデザイナーの朱樅鵬氏はこれを否定した。朱氏は先ごろ取材に対し、「中國(guó)は天宮1號(hào)の観測(cè)と制御を続けており、今年上半期には墜落させる予定だ。大気圏突入後に燃え盡き、殘骸は指定の海域に落下する。地球に被害が生じることはない」と説明した。

天宮1號(hào)は中國(guó)初のドッキング目標(biāo)機(jī)で、2011年9月29日に打ち上げられた。有人宇宙船「神舟8號(hào)」、9號(hào)、10號(hào)と前後してドッキングを行った。天宮1號(hào)は2016年3月16日に使命を完遂し、データサービスを正式に終了した。

宇宙事業(yè)専門家の厖之浩氏は取材に対し、「國(guó)際的な慣例によると、近地球軌道を飛行する大型宇宙船は退役後、南太平洋の大陸から離れた、宇宙船の墓場(chǎng)と呼ばれる深海に墜落する。ロシアのミール宇宙ステーション、プログレス補(bǔ)給船、米國(guó)のコンプトンガンマ線観測(cè)衛(wèi)星などもそこに落下している」と説明した。

大型宇宙船の墜落を制御するためには技術(shù)が必要で、帰還型衛(wèi)星?宇宙船の大気圏再突入とは異なる點(diǎn)もある。中國(guó)はその豊富な経験を備えている。

記者の調(diào)べによると、中國(guó)は神舟や帰還型衛(wèi)星の正確な落下制御に何度も成功しているほか、月探査事業(yè)3期再突入飛行試験機(jī)も月周回軌道から第二宇宙速度で帰還し、最終的に內(nèi)モンゴルの予定の位置に落下した。墜落制御について、中國(guó)は2009年に40萬(wàn)キロ離れた地球から、「嫦娥1號(hào)」衛(wèi)星を月の「豊かの?！工藟嬄浃丹护俊Ｖ袊?guó)は2017年9月に無(wú)人宇宙補(bǔ)給船「天舟1號(hào)」を軌道から切り離し、2回の制御により大気圏再突入で燃え盡きさせた。そしてその殘骸は「宇宙船の墓場(chǎng)」に墜落している。

厖氏は「帰還型宇宙船と異なり、制御を受け墜落する宇宙船は抵抗が最大の姿勢(shì)を維持し、できる限り大気圏で燃え盡きる必要がある」と述べた。記者の調(diào)べによると、天宮1號(hào)の重さは約8.5トンで、20トン級(jí)のミール、サリュートなどと比べるとコンパクトだ。十分に燃焼すれば、多くの殘骸が生じることはないと見(jiàn)られている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年1月8日