中國ぜいたく品市場は、非常な盛況ぶりを見せている。世界大手のコンサルタント會社ベイン?アンド?カンパニーの報告によると、中國のぜいたく品市場は、長年販売不振に陥っていたが、昨年はグッチやシャネルなどのぜいたく品の中國國內(nèi)での販売量が5年ぶりに急成長を呈し、今年はさらにその勢いを伸ばす見通しとした。ロイター通信の報道を引用して環(huán)球時報が伝えた。
このような狀況を受け、世界ぜいたく品市場のトップ消費者層をターゲットとする高級ブランドは大いに奮起しているが、誰が最大の受益者となるかは、大金を惜しみなく遣う中國の若者たちという市場の主な推進力をどれだけ惹きつけることができるかに左右される。
ベインが17日に発表した報告によると、2017年、中國におけるぜいたく品の販売総額は、前年比20%増の1420億元(1元は約17.3円)に達し、2011年以來、最高の成長率をマークした。ちょうど2011年から、中國のぜいたく品販売は、経済緩和策と腐敗一掃というダブルパンチを受け、衰退の一途を辿り始めていた。
中國の消費者は、規(guī)模が最大のぜいたく品消費者グループであり、昨年の全世界消費総額の約32%を占めている。ベイン上海オフィスのパートナーであるラニス氏は、「少なくとも5年間ずっと盛り上がることのなかった中國のぜいたく市場が、不思議なことに、昨年は急成長を遂げた」と指摘した。
中國政府は最近、國內(nèi)消費の振興、海外「代理購入」の一掃、ぜいたく品輸入関稅の引き下げを推進している。中國のぜいたく品市場は昨年、素晴らしい復活を遂げ、女性ファッションやアクセサリー、靴?バッグの販売量は大幅に増加した。
このような復活は、技術(shù)に精通している中國のミレニアル世代の後押しによるものだ。24歳から34歳までの若年層にある彼らは、いずれも既製服やファストファッション、型破りな服裝を好む傾向にある。このような風潮は、高級レジャー服やスポーツウェアなど新分野での販売増加を推進した。ラニス氏は、「これは、『新中國』の到來であり、『舊中國』への回帰ではない。これに伴い新たに登場したのは、5年前には存在しなかった新消費者層だ。彼らは、さまざまなイメージ、さまざまな期待、さまざまな好みを持っている」とコメントした。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月19日
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