今年の春節(jié)(舊正月、今年は2月5日)期間中、海外旅行に出かけた人が最も多い都市は北京で、海外からの観光客に人気だった都市は北京、上海、広州だった。航空券比較サイト?スカイスキャナーが旅行サイト?攜程(Ctrip)と共同で発表した「2019春節(jié)インバウンド?アウトバウンド自由旅行ビッグデータ報(bào)告」によると、アウトバウンド客にはニッチな観光目的地が人気だったのに対して、インバウンド客には都市が人気だった。新民晩報(bào)が伝えた。
アウトバウンド客にはニッチな観光目的地が人気
春節(jié)期間中、海外旅行に出かけた人が最も多かった都市は、依然として、北京、上海、広州、深センだった。春節(jié)の「一家団欒」には、親戚周りをするという方法だけでなく、家族で旅行に出かけて楽しく過ごすという方法もある。過ごしやすい気候で、中國からそれほど遠(yuǎn)くなく、サービス業(yè)が発達(dá)しているバンコク、東京、香港地區(qū)、シンガポール、バリ島などの東アジアや東南アジアの都市が人気の旅行先となった。
一方で海外のニッチな観光目的地が中國人観光客に特に人気になり、アウトバウンド自由旅行の「ダークホース」となった。統(tǒng)計(jì)によると、フィリピン?セブ、タイ?チェンマイの増加幅が100%を超え、増加ペースが最も速い旅行先のトップと2位になった?!肝魈窖螭禽xく寶石」と稱されるフィリピンからは3都市がランク入り。東南アジアでは、春節(jié)期間中最も人気の旅行先となった。
インバウンド客に一番人気は北京?上海?広州
近年、中國の美しい自然の景色がインバウンド客に大人気となっている。多くのインバウンド客は春節(jié)の連休を利用して、中國を訪問し、中國人の春節(jié)の伝統(tǒng)的な過ごし方を體験するなどして、中國人と共に春節(jié)の到來を祝っている。インバウンド統(tǒng)計(jì)によると、インバウンド客に一番人気となった中國の都市トップ3は北京、上海、広州。その理由は、中國の一線都市では、繁栄した都市の生活を體験できるほか、アクセスも便利だからだ。北京、上海、広州の空港は、海外の都市とつながる航空便の數(shù)も多く、乗り継ぎのためにそれら都市に滯在するというインバウンド客も一部いる。
その他、成都、廈門(アモイ)、重慶、武漢、福州、長沙、昆明などの有名な二線観光都市も、「春節(jié)にインバウンド客に人気だった都市トップ10」にランク入りしている。それら都市は、おいしい地元グルメや快適な気候などで有名で、インバウンド客は旅行先を選ぶ際、グルメや快適な気候、飛行機(jī)を使ったアクセスの利便性を重視していることを示している。
「親子旅行」、「逆方向の春運(yùn)」の割合が上昇
中國の春運(yùn)(春節(jié)期間の帰省?Uターンラッシュに伴う特別輸送體制)において、今年は逆方向に向かう人の割合が明らかに上昇した。都市で暮らす人々が両親や子供を自分の元に呼んで春節(jié)を一緒に過ごし、それらの人は春節(jié)が終わると、また自分の家へと逆方向で戻っていく。こうした逆方向に向かう春運(yùn)の目的地として最も多かった都市トップ5は上海、北京、広州、深セン、杭州だった。一方、逆方向に向かう春運(yùn)の出発地として最も多かった都市トップ5は、成都、重慶、哈爾浜(ハルビン)、西安、長春だった。こうした現(xiàn)象は、春節(jié)前後には飛行機(jī)のチケットが高騰し、列車のチケットも手に入りにくくなるほか、冬でも暖かい南の地に行くことを好む人が多いということとも密接な関係がある。そして、逆方向に向かう春運(yùn)で移動(dòng)する人が増加したことが、帰省?Uターンラッシュの混雑の緩和につながり、多くの人がスムーズに帰省して一家団欒を楽しむことができた。
春節(jié)に旅行に行くというのもトレンドになっている。統(tǒng)計(jì)によると、今年、春節(jié)期間中に子供を連れて旅行に行き、旅行先で地元グルメやイベントを楽しむ親子旅行に出かけた人の割合が目に見えて上昇した。親子旅行のうち、子供が2人以上いる家庭が全體の15%を占め、親子旅行市場において重要な位置を占めるようになっている。春節(jié)に旅行に出かけ、旅行先で家族と一緒に楽しい時(shí)間を過ごすという人が増加している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年2月14日
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