受験シーズンというと、日本の場合は毎年1月下旬から2月末にかけた寒い時(shí)期だが、中國の受験シーズンと言えば6月。すでに夏入りして暑さも厳しくなり始めているこの時(shí)期に大學(xué)や高校の受験が行われる。大學(xué)入試の「高考」については、中國をちょっと知っている人ならば、その「科挙」を彷彿とさせる?yún)棨筏丹摔膜い皮庵盲皮い毪猡筏欷胜ぁ¥筏穼gは高校入試にあたる「中考」もまた日本とはかなり異なっていることを知っているだろうか?今回はその「中考」について紹介していこう。人民網(wǎng)が伝えた。
良い大學(xué)に行くために、良い高校に行こう
厳しく過酷な大學(xué)入試を勝ち抜くためには、いわゆる「良い高校」に入學(xué)する必要があり、そのため高校入試である「中考」もまた重要となってくる。各省?市によって実施時(shí)期は多少異なるが、毎年6月中旬から下旬にかけて実施される「中考」は日本の「公立高校入試」に相當(dāng)し、省や市、または區(qū)ごとに統(tǒng)一された入試問題を受けて、その點(diǎn)數(shù)に基づき、高校(普通高級中學(xué)、通稱「高中」)または職業(yè)高校に相當(dāng)する職業(yè)高級中學(xué)(通稱「職高」)や中等専業(yè)學(xué)校(通稱「中専」)、技工學(xué)校(通稱「技校」)などに進(jìn)學(xué)する。また中學(xué)の卒業(yè)証書を取得するためにもこのテストを受けなければならない。
近年、中國でも私立高校やインターナショナルスクールなど他の選択肢もどんどん増えてきているが、中國の大學(xué)へ進(jìn)學(xué)を目指す場合は、「中考」を経て高校に進(jìn)學(xué)し、「高考」で大學(xué)へという流れになる。
受験科目や試験時(shí)間は?
日本の公立入試は國語、英語、數(shù)學(xué)、理科、社會という5科目が一般的。一方の中國の中考は北京市を例に挙げると、必須科目は國語、數(shù)學(xué)、英語、體育の4科目となっており、このほかに選択科目として歴史、地理、道徳?法治、生物?化學(xué)、物理から3科目を選ばなければならない。その他の地域でも5~7科目のところがほとんどだ。
受験科目の得點(diǎn)比重を見比べてみると、國語と數(shù)學(xué)、英語の得點(diǎn)ウェイトが高めに設(shè)定されており、英語に関しては筆記問題のほかにヒアリング問題を取り入れている地域も少なくない。総合得點(diǎn)は各地域によってまちまちで、北京市は580點(diǎn)だが、700~800點(diǎn)、なかには1000點(diǎn)を超える地域もある。
受験科目の數(shù)もさることながら、その試験時(shí)間も極めて長い。日本の場合は45~60分ほどだが、今年の北京市を例に挙げると、國語が150分、數(shù)學(xué)120分、英語は90分(筆記試験のみ、ヒヤリングは別日程で実施済み)で、その他選択科目はそれぞれ90分となっている。まさに、體力勝負(fù)と言いたくなるような試験時(shí)間だ。
勉強(qiáng)だけじゃダメ!體育テストもある高校入試
また受験科目に體育の実技テストがあることも日本の高校入試と大きく異なる點(diǎn)と言えるかもしれない。體育テストは毎年3月から5月にかけて実施される。そのテスト內(nèi)容もまた各地で異なるが、今年の北京市を例に挙げると、男子は1000メートル走が、女子は800メートル走がそれぞれ必須項(xiàng)目となっており、このほかにそれぞれ2つの選択項(xiàng)目を選択しなければならない。
このように日本と比べるとかなりハードな「中考」。中學(xué)3年生になると、放課後の補(bǔ)修や模擬テストはもちろんのこと、體育テストの特訓(xùn)も行われるほか、保護(hù)者會も頻繁に開かれ、生徒だけでなく保護(hù)者も全力投球で臨むことになる。今年の北京市の「中考」は6月24日から26日まで。決戦の日はまもなくだ。 (文?イラスト?玄番登史江)
イラストで知ろう!イマドキ中國
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「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月21日