その他、ある食べ物を控えようとすると、それを逆に渇望するようになると指摘する研究もある。ある食べ物を控えることでダイエットをしようとする女性は、何かを見(jiàn)たり聞いたりしてその食べ物のことを考え、「食べたい」という気持ちが強(qiáng)まってしまうというのだ。
腸內(nèi)細(xì)菌も食欲に大きな影響
食欲は脳がコントロールしているというのが多くの人のイメージだろう。確かに、ある研究によると、視床下部の各神経系は食欲に関するシグナルを受け取ったり、統(tǒng)合したり、発したりして、食欲の調(diào)整を行っている。
しかし、意外かもしれないが、脳のほか、數(shù)兆個(gè)存在する腸內(nèi)細(xì)菌も人の食欲に影響を及ぼしており、細(xì)菌が必要としている食物を人間に食べたいと感じさせるという。陳氏は「人間の食欲の調(diào)整や抑制において腸內(nèi)微生物が果たす役割は、ある面では脳より大きいかもしれない」との見(jiàn)方を示す。
食習(xí)慣が亂れたり、抗生物質(zhì)の使用や病原體への接觸、睡眠不足など、腸內(nèi)細(xì)菌の亂れにつながる要素があったりすると、腸內(nèi)の有害な微生物が大量に増殖し、有害微生物が発した有害物質(zhì)が脳腸軸を通して脳に運(yùn)ばれ、脳を刺激して高脂肪や高糖質(zhì)など健康に悪い食べ物を食べたいと感じさせる。反対に、健康的な食習(xí)慣や、有益な微生物への接觸、運(yùn)動(dòng)、質(zhì)の高い睡眠など腸內(nèi)細(xì)菌バランスの助けになる要素は、腸內(nèi)の良い細(xì)菌の成長(zhǎng)と繁殖を促す。それらの細(xì)菌が生じさせる物質(zhì)は、脳に対して良い刺激となり、健康的な食べ物を食べたいという気持ちを高める。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年11月8日