2カ月余りの念入りな準(zhǔn)備を経て、敦煌西湖保護(hù)局は4頭の野生ラクダの放生を行った。北京青年報が伝えた。
保護(hù)局は今年9月より放生プロジェクトの準(zhǔn)備作業(yè)に取りかかり、防護(hù)柵の補修を行い、飼い葉、水槽、モニタリング設(shè)備を購入し、GPS電子首輪を取り付けた。11月に入り、各種準(zhǔn)備作業(yè)が完了した。
保護(hù)局の職員は11月15日より11日の時間をかけ、攻撃的な行為が記録されている雄のラクダ4頭を捕まえ、第1陣の放生対象として予定の位置に移動させた。甘粛敦煌西湖國家級自然保護(hù)區(qū)管理局科學(xué)研究科の孫志成科長は、「放生を成功させるために、我々は『遠(yuǎn)くに放生、目で確認(rèn)できる、防護(hù)できる』という原則を守った。遠(yuǎn)くに放生とは、人里離れた野生動物の活動が活発な巖石砂漠を選び、野生の群れに溶け込ませ完全に野生化させることだ。目で確認(rèn)できるとは、GPS電子首輪を取り付け遠(yuǎn)距離モニタリングを行い、ラクダの動向をリアルタイムで把握することだ。防護(hù)できるとは、リモートセンシングモニタリング情報に基づき、引き返す傾向があったり、人の環(huán)境に近づいたりすることがあれば、直ちに動員をかけ防護(hù)を行うことだ」と説明した。
獨特な種である野生ラクダは數(shù)の少ない野生動物で、全世界で1000頭弱しか殘されていない。中國の新疆と甘粛、及びモンゴル國との國境地帯の巖石砂漠というごく限られた地域でしか生息していない。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月13日