濕ったゴミを手を汚すことなく簡単に捨てることができ、さらに異臭を防ぐことができる。そんな新型の濕ったゴミの分別袋が人気となっている。
その「神器」は上海の中學生が発明したものだ。さらにすごいのは、わずか數(shù)カ月で4回の改良が行われた?,F(xiàn)在のものは4.0バージョンで、1臺の裝置で毎日7萬2000枚量産できる。
「これほど人気が出るとは完全に予想外だった」。注文があまりにも多かったため、発明者で上海市文來中學に通う施源さんは、一家総出でリビングを一時的な小型宅配ステーションに変身させた。父の施軍さんは「200萬枚以上の注文が入っており、売上は50萬から90萬元になるだろう」と話した。
「上海市生活ゴミ管理條例」が2019年7月1日より施行された。上海は全國に先駆け、「乾濕」に基づく全面的なゴミ分別の時代に入った。ところが濕ったゴミは袋から出して捨てる必要があり、破れた袋は面倒をもたらすことが多い。
「自分で破れるゴミ袋を発明できないだろうか」。施源さんはこの考えを親しい友人である上海市仙霞高級中學の馮振東さん、それから上海市第二初級中心の廖円徳さんに伝えた。2人は彼を支持し、保護者も一緒にアイデアを出しあった。
実験と研究を重ね、今年7月に1.0版の雪崩型ゴミ袋が誕生した。テープを剝がすことでゴミを袋から落とすことができる。
実際に使用した住民からは、もし濕ったゴミが少なければ、袋を1枚捨てるのはややもったいなく、再利用できないかとの意見があった。そこで2.0版の重複貼付型が誕生した。この袋はテープを何度も剝がし、貼り直すことができる。
何度も使用することから當初は多くの接著剤を利用していたが、それが原因でテープを剝がす際に袋も剝がれてしまうことがあった。そこで、3.0版ではテープ全體ではなく、「點」で貼り付けるようになった。
コスト削減で量産化を?qū)g現(xiàn)するために、11月に登場した4.0版では袋の底につけられたテープで口を縛れるようにした。捨てる時にはこのテープをほどけば、力を使わず袋を逆さまにして楽に捨てることができる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月12日