「深セン交響楽団の演奏を絶対に日本の観客に聴かせたいと、お隣の中國の楽団がこんなに素晴らしいということを伝えたいと思ったんです」と情熱に目を輝かせながら語ってくれたのはクラシック音楽の企畫制作を行うアーモンド株式會社の松田亜有子代表取締役。前職の公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団では広報渉外部部長として中日國交正?;?5周年記念公演などで、世界各地への広報や、主催者?協(xié)賛者との交渉を務(wù)めるなど、長年にわたり中日並びにアジアにおける音楽交流に関わってきた。人民網(wǎng)が伝えた。
人民網(wǎng)のインタビューに応じる松田さん。
中國とつながり、溫かさに觸れる
松田さんの中國とのつながりは2003年の中日平和友好條約締結(jié)25周年記念事業(yè)で國際渉外擔(dān)當(dāng)になった時から。その時初めて中國を訪れた松田さんは、楽団が演奏を終えた時、中國の観客がまるでロックコンサートのような熱烈な拍手を送ってくれたことを非常にうれしく感じたという。そして、「一番びっくりしたのはやはりそうした聴衆(zhòng)の溫かさでしょうか。中國に來るまではもっとなにか堅いイメージがあったのですが、そんな溫かさに觸れ、だから好きになったと言えます」とした。その事業(yè)をきっかけに中國の音楽業(yè)界の関係者や観客と知り合い、そのつながりは今も続いているのだという。
クラシック音楽に関する松田さんの著書。
クラシック音楽の21世紀(jì)はアジアの時代
クラシックと中國というのは素人からするとちょっとつながりを見出しにくいような気もするが、松田さんによると、歐米のオーケストラの楽団員や世界的に著名なオペラハウスの舞臺で歌う歌手など中國のアーティストは數(shù)多く、世界中で活躍しており、クラシック音楽の21世紀(jì)はアジアの時代と言われているのだという。そして、「西洋で生まれたクラシック音楽のバトンを引き継ぎ、『西洋の模倣」にとどまらず、アジア人である私たちが、西洋の7音音階であるドレミを使い、私たちの音楽として表現(xiàn)し、世界へ発信していきたい。そしてアジア各國間の音楽交流企畫も、もっと創(chuàng)っていきたい」とその意気込みを語った。