2月8日、仙桃市の湖北裕民防護用品有限公司の生産現(xiàn)場で、作業(yè)員が醫(yī)療用防護用品を急ピッチで生産していた。(撮影?侯琳良)
舊暦の大晦日にあたる1月24日、醫(yī)療用防護服の生産が開始されたが、仙桃市を探し回っても集まった熟練のテープ作業(yè)員は70人しかおらず、機械も40臺しかなかった。熟練工は連日、フルパワーで働き、1日でせいぜい200枚の貼り付け作業(yè)しかできない。この數(shù)字は目標(biāo)の日産3萬枚とは、実に大きな開きがあった。
裕民公司に駐在して現(xiàn)場を守っている仙桃市彭場鎮(zhèn)黨委員會の胡常偉書記は、「設(shè)備メーカーにたずねて、どこかで設(shè)備を買ったと聞けば、糸をたぐるようにしてそこに熟練のテープ作業(yè)員がいないかと探し、いれば電話をかけてリクルートした。賃金は3倍を提示し、専用車で湖北省以外の場所まで迎えに行ったこともある。最終的に湖南省、江西省、河南省などから150人あまりが続々と集まり、現(xiàn)地でも新たに雇い入れた社員200人余りの研修を行った。機械が足りなかったので、ありとあらゆる努力をして、広東省江門市などから190臺あまりを急いで調(diào)達した」と振り返った。
醫(yī)療用防護服は醫(yī)療従事者にとっての「戦闘服」だ。生地が製品になり、パッケージされて工場を出るまで、20以上の工程を経る。どの工程も厳密さを求められ、どこか1つでもいい加減なところがあれば、製品は使い物にならなくなる。穏健公司からは品質(zhì)検査係20數(shù)人が派遣された。その1人の馮丹さんは、「針の穴くらいのすきまがあってもだめ!」と言いながら、目をこらしつつ手の感觸で醫(yī)療用防護服を厳密にチェックしていた。検査係は普段あまり水を飲まないという。トイレに行く時間が無駄になるからだ。
1組のデータから、仙桃の人々の果たしてきた役割と努力の跡がうかがえる。1月24日に生産を再開し、29日には防護服7千枚の生産にこぎ著け、2月3日は1萬5千枚を達成した。元宵節(jié)(舊暦1月15日、今年は2月8日)には3萬枚を突破した。湖北省外から調(diào)達した原材料を輸送する車両の通行がスムーズにいかないことが、目下の大問題だ。周書記は、「重癥病棟で體を張って懸命に働く醫(yī)師と看護師のことを考えれば、私たちは困難にぶつかっても前に進み、數(shù)々の困難を克服して、彼らが1枚でも多く『戦闘服』を著られるようにしなければならない。そうしてこそ一日も早く新型肺炎に打ち勝つことができる」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年2月20日