「謎宮2」は、「謎宮」シリーズの糸を使って綴じた書籍+付録の小道具+アプリのスタイルを引き継ぎ、故宮院が所蔵している文化財、歴史的公文書、謎解きの小道具が見事に一體化しており、ノンフィクションの歴史と、文蕓創(chuàng)作もうまく組み合わされている。
「謎宮2」の編集長を務(wù)めた、故宮出版社の宮廷歴史編集室の王志偉室長によると、「謎宮2」の製作の過程で、製作チームは大量の官文書や公文書、文化財を參考にしたという。例えば、付録の小道具——戊午年順天郷試墨巻は、受験者の氏名が採點者に分からないように入學(xué)試験の答案を袋とじにした彌封や抬格、五色筆などの関連の制度を忠実に再現(xiàn)している。
また、製作チームはおびただしい數(shù)の公文書の中から、事件と関係のある上奏文と諭旨65點を探し出した。それには、160年以上前の事件関係者の直筆の供述も含まれており、厳選された一部が「謎宮2」で再現(xiàn)されている。
普通の書籍とは違い、「謎宮2」を読む時には、頭と手を使って真相を推理し、謎を解かなければならない。例えば、付録の「DIYペーパークラフト」は、事件の現(xiàn)場の一つとなった「魁光殿」を作り、その空間構(gòu)造や視點から謎を解くヒントを得ることができる。このペーパークラフトは、當(dāng)時の建築様式を再現(xiàn)する模型で、「既視感」を感じさせてくれる。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月18日