インタビューを受ける、みずほ銀行の竹田和史理事(撮影?李沐航)。
「みずほファイナンスセミナー」などを通じて 41年間継続的に中日両國の金融分野の交流発展を推進(jìn)
みずほ銀行は毎年定期的に「みずほファイナンスセミナー」を開催し、中國の大手銀行や金融機(jī)関の金融専門家が5日間のセミナーに參加している。同セミナーでは、日本の現(xiàn)在の経済発展?fàn)顩rと日本の最新の経済?金融?産業(yè)情勢(shì)について研修と交流を行っている。
竹田理事によると、1978年に中日平和友好條約を締結(jié)して以來、1979年から毎年中國人向けの金融セミナーを開催しており、2000年からは、正式に「みずほファイナンスセミナー」と改稱。同セミナーは毎年継続して開催されており、その受講者數(shù)は1300人以上にのぼり、內(nèi)容は、主に日本の経済?金融分野の専門家による講演や見學(xué)などとなっている。
こうしたセミナーだけでなく、「東京のみずほ銀行本店には日本國內(nèi)大手金融機(jī)関では唯一、中國と名がつく『中國営業(yè)推進(jìn)部』を設(shè)置しており、日中間で連攜して中國関連ビジネスをフォローしている。中國で第一陣として承認(rèn)された外國銀行のみずほ銀行の前身は1981年と1982年に北京と上海に事務(wù)所を開設(shè)以來、すでに40年近い中國ビジネスの歴史があり、中國現(xiàn)地法人のみずほ中國は、現(xiàn)在上海を本店に全國10ヶ所に支店を有し、従業(yè)員約1600人、取引先約7000社、総資産約2兆円の規(guī)模まで成長した」と竹田理事。
現(xiàn)在は、日系企業(yè)のみならず、歐米?アジア?中國の企業(yè)など多様な顧客と取引を行い、中國企業(yè)の海外進(jìn)出支援などグローバルな動(dòng)きにも対応している。
事業(yè)の多角化と中國市場(chǎng)の深耕、イノベーション企業(yè)の成長を積極的に支援
中國市場(chǎng)に適応するために、みずほ銀行が提供する金融サービスは、より「ローカライズ」され、「多角化」されている。竹田理事によると、2017年から、みずほ銀行は中國のイノベーション企業(yè)の成長に注目し、深セン支店にイノベーション企業(yè)の支援を擔(dān)當(dāng)する専門チームを設(shè)置し、その後は同チームを母體に2019年に上海本店に全國をカバーするイノベーション企業(yè)支援室を設(shè)置。現(xiàn)在では、北京?上海?深センを中心に成長するイノベーション企業(yè)と日系企業(yè)をつなぐ取り組みや、中國のスタートアップ企業(yè)が日本市場(chǎng)に參入する際にスムーズに日本市場(chǎng)に進(jìn)出できるよう金融サービスを提供するなどして、中國のスタートアップ企業(yè)の成長を支援しているという。
また、みずほ銀行は、債券分野などの金融サービスの需要が高まっている分野でも革新を続けており、竹田理事は、「中國においても顧客満足度の向上を最も重視した、『中國に根差した銀行』を目指して努力している」としている。
両國間の経済?貿(mào)易交流を促進(jìn)し、中日両國の経済発展に貢獻(xiàn)し続ける
竹田理事は、中日両國間の経済交流の今後の展開について、「最近では蘇州、上海をはじめ全國6都市に中日地方発展模範(fàn)區(qū)などが設(shè)置されるなど、この新型コロナ環(huán)境下でも中國と日本の交流は活発に行われている。中國は近年目覚ましい発展を遂げており、みずほとしても引き続き日中両國の経済発展に貢獻(xiàn)していきたいと考えている。中日地方発展模範(fàn)區(qū)は、地域協(xié)力の新しいモデルになり、開放経済の発展を促進(jìn)できると信じている」とした。
さらに竹田理事は、近年、中國経済は急速に発展し、特にIOT、AIなどの分野では日本よりも進(jìn)んでいるとしながらも、醫(yī)療?介護(hù)、環(huán)境などの分野においてはこれまでの日本の経験を活かし、日本は中國と多くの経験を共有することができるとした。そして、「中國と日本は多くの分野で交流発展の余地があると思う。みずほ銀行は今後も引続き日中両國の経済発展に貢獻(xiàn)していきたい」とその思いを語った。
「人民網(wǎng)日本語版」2020年11月10日