中國のネット上で最近、1971年と2021年のカレンダーを比較した畫像が話題となり、ネットユーザーの間で議論が巻き起こっている。よく見てみると、1971年と今年は、日付と曜日の配置が全部同じだ。時間と月日の流れの無情さを感じると共に、多くの人は「これは50年に一度のレアケースなのか」と好奇心を高めている。北京日報が報じた。
華南師範大學天文協(xié)會の発起人?溫濤氏によると、日付と曜日の配置が同じになるためには、2つの年の間の日數(shù)が7の倍數(shù)にならなければならない。
例えば、1971年1月1日から2021年1月1日の間の日數(shù)は1萬8263日で、7の2609倍に當たる。また、この2つの年はどちらも暦において日數(shù)や月數(shù)に特別な増減を設けていない「平年」だ。つまり、2021年は毎日が、1971年から2609週後になることになる。そのため、この2つの年のカレンダーは全く一緒になったのだ。
実際には、毎年の日數(shù)の積み重ねにより、2つの年の間の日數(shù)が7の倍數(shù)になれば、日付と曜日の配置が同じになるため、1971年だけでなく、1982年、1993年、1999年、2010年のカレンダーも2021年と全く同じだ。
北京鉄路実験小學校の元數(shù)學教師である劉朝陽さんは、「數(shù)學的に見ると、これはおもしろい數(shù)學の問題になる。ある平年の1月1日が月曜日だった場合、その年の12月31日も月曜日になる。平年は365日で、52週間は364日。そのため、52週間後に新たな周期が始まることになる。しかし、閏年は2月が1日多いため、1月1日が月曜日だった場合、その年の12月31日は火曜日になり、翌年の1月1日は水曜日になり、2日の差ができる。そのようにして計算していくと、閏年の翌年は、5年後の6年目の日付と曜日の配置が同じになる計算になる。閏年から數(shù)えて2年目と3年目は、10年後の11年目に日付と曜日の配置が同じになる。閏年は27年後の28年目に日付と曜日の配置が同じになる」と説明する。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年1月15日