東芝ホームアプライアンスは年初、58萬(wàn)3000臺(tái)の洗濯機(jī)をリコールした。対象となった製品は、2005年7月から2011年11月に生産された30機(jī)種だ。同社は自然発火による事故が続発したことを、リコールの原因として説明した。同社は聲明文の中で、リコール対象製品は日本および中國(guó)臺(tái)灣地區(qū)でしか販売されておらず、中國(guó)大陸市場(chǎng)とは関連しないと表明した。

同社は、「今回リコール対象となった全自動(dòng)洗濯乾燥機(jī)は、中國(guó)大陸部で販売されたことがない。問(wèn)題が発生した洗濯機(jī)の電圧は100V/110Vで、中國(guó)大陸部では使用できない」と発表した。

しかしこれでは、消費(fèi)者を完全に納得させることができない。東芝のパソコン、テレビ、洗濯機(jī)などの製品は2008年より、品質(zhì)問(wèn)題によりリコールを?qū)g施してきたが、中國(guó)市場(chǎng)は常に対象外とされた。東芝は2010年に、発火の恐れがあることから4萬(wàn)1000臺(tái)のノートPCのリコールを発表した。問(wèn)題があるとされたノートPCは、中國(guó)でも販売されていた。

メディアによると、東芝中國(guó)法人の候補(bǔ)擔(dān)當(dāng)者は當(dāng)時(shí)、「中國(guó)國(guó)內(nèi)では、ノートPCの発熱による財(cái)産の損失に関する報(bào)告を受けておらず、中國(guó)では関連する品番のノートPCのリコールを?qū)g施しない」と発表していた。

専門家は、「家電のリコールは企業(yè)にとって悪いこととは限らず、責(zé)任回避こそが最悪の解決方法だ。リコールに合理的に向き合い、消費(fèi)者との意思疎通を強(qiáng)化することが、正常な解決策だ」と指摘した。中國(guó)家電商業(yè)協(xié)會(huì)マーケティング委員會(huì)執(zhí)行會(huì)長(zhǎng)の洪仕斌氏は、「企業(yè)がモデルチェンジを模索し、家電事業(yè)を縮小することについては批判できないが、これまで約束してきたアフターサービスもカットするならば、企業(yè)全體のブランドにも大きな傷をつけるだろう」と語(yǔ)った。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年6月6日