稅関総署の鄭躍聲報道官(総合統(tǒng)計司司長)が10日、國務院新聞弁公室で行った記者會見で明らかにしたところによると、今年6月の輸出入額は2兆1千億元(1元は約16円)に上り、前年同月比5.6%増加したという。
稅関の統(tǒng)計データから、輸出入が徐々に回復している様子がうかがえる。第1四半期(1-3月)の輸出入額は5兆9千億元で前年同期比3.8%減少し、第2四半期(4-6月)は6兆5千億元で同1.8%増加した。特に5月の増加率は前月の1.4%減少から1.5%の増加に転じ、6月は5.6%増加とさらに拡大した。
上半期の輸出入額は12兆4千億元(約202兆2300億円)で、同0.9%減少した。輸出は6兆5千億元で同1.2%減少し、輸入は5兆9千億元で同0.6%減少した。輸出から輸入を差し引いた貿(mào)易収支は6306億1千萬元の黒字で、黒字額は前年同期より6.5%減少した。
上半期の対外貿(mào)易には次のような特徴がみられた。
▽一般貿(mào)易が安定的に増加し、加工貿(mào)易は小幅に減少した。一般貿(mào)易の輸出入額は6兆8千億元で同5.1%増加し、輸出入額全體の55%を占めた。一方、加工貿(mào)易の輸出入額は3兆9千億元で同3.7%減少し、全體の31.6%を占めた。
▽主要貿(mào)易パートナーとの貿(mào)易額が増加した。歐州連合(EU)との貿(mào)易額は1兆7900億元で同9.6%増加し、輸出入額全體の14.4%を占めた。米國との二國間貿(mào)易額は1兆5700億元で同2.8%増加し、全體の12.7%を占めた。東南アジア諸國連合(ASEAN)との貿(mào)易額は1兆3500億元で同2.6%増加し、全體の10.9%を占めた。
▽中部?西部地域の対外貿(mào)易の輸出が強い伸びを維持した。輸出をみると、重慶市、四川省、江西省、広西チワン族自治區(qū)、湖南省などの中西部の省?自治區(qū)?直轄市の輸出の伸びが同期の輸出全體の伸びを目立って上回り、増加率は重慶が27.1%、四川が9.4%、江西が8%、広西が42%、湖南が24.4%だった。
▽電子機械製品の輸出が減少し、従來型の労働集約型製品の輸出はやや増加した。電子機械製品の輸出額は3兆6700億元で同3.6%減少し、輸出全體の56.4%を占めた。衣類、繊維製品、靴類、家具、プラスチック製品、スーツケース、玩具の7大労働集約型製品の輸出額は合計1兆3300億元に達して同1.3%増加し、全體の20.4%を占めた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年7月11日
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