雲(yún)南省普洱市瀾滄県から南へ向かい、生い茂る原生林を抜けていくと、霧が立ち込め、真夏でも涼しい空気を感じることができる。霧が徐々に晴れると、普洱の茶園も徐々に増え、道端や山に竹が目立つようになると拉祜族の村が近づいてくる。遠くからギターの音が聞こえるようになると、それが老達保村だ。
濕気の多い気候のため、目に入る建物の多くは、雨を避け熱を逃がすために木の杭の上に竹を使って建てられた高床式の建物だ。老達保村に入ると拉祜族の文化を伝える竹編みや布、農(nóng)具作り、コマ、拉祜を代表する蘆笙などがあちこちで目に入る。
拉祜族の口伝の史詩によると、拉祜族の先祖は葫蘆(ヒョウタン)の中から生まれたという。このため老達保村では建築物や服飾品、楽器などでヒョウタンのデザインのものが數(shù)多く見られる。
拉祜族の先祖は古代の羌人で、元々は青蔵高原に居住していたが、後に雲(yún)南省やミャンマーなどに移住した。老達保村は現(xiàn)在まで100年以上の歴史を持ち、村全體が拉祜族だ。村の80%以上の住民がギターを弾くことができ、また皆が専門のトレーニングをせずとも蘆笙舞、擺舞(伝統(tǒng)舞踴の一種)、伴奏なしの和聲の歌などに精通している。(編集YH)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月20日
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