中國はオンライン身分管理をスタートし、すでに700萬枚のオンライン身分証「eID」を配布しており、年內(nèi)に2000萬枚の発行を予定している。中國公安部第三研究所所長、首席科學者の胡伝平氏は10月25日に閉幕した中國コンピュータ大會の基調(diào)演説で、「ネットユーザーの登録は今後、運営者に氏名とeIDを提供するだけで良くなり、電話番號や住所などの個人情報を記入する必要はない」と発表した。中國青年報が伝えた。
中國インターネット情報センター(CNNIC)が発表した「第34回中國インターネット発展狀況統(tǒng)計報告書」によると、中國のネットユーザー數(shù)は2014年6月時點で6億3200萬人に達し、ネット空間が日常生活の重要な場になっている。しかしネット空間の身分は信頼性が低く不確定で、さまざまな身分詐稱者に対する効果的な管理が不足しており、ネットユーザーの個人情報の漏洩、ハッカーによる個人情報竊盜、詐欺行為、噓の情報などの問題がある。これは電子商取引、國民の財産の安全、社會の安定を大きく損ねている。
銀行やオンラインの一部の実名認証には、身分証(原本)の提示、もしくは身分証の寫真のアップロードが必要だ。身分証には多くの個人情報が含まれ、安全リスクが生じる。そのためネット上の身分詐稱に対する管理が必要となっている。
中國のeIDの定義は、國民のオンライン電子身分証で、現(xiàn)在の第2世代身分証のネット上での使用を補完する。eIDは「中國公安部公民ネットワーク身分識別システム」によって統(tǒng)一的に発行される。また全國人口データベースに送られ厳密な身分審査を行うことで、eIDの正確性と効果性を高める。國民はこれにより、本人の身分に対応する一つだけのeIDを手にすることになる。eIDのチップ情報は暗號化アルゴリズムによって生成される。これにはいかなる個人情報も含まれず、國民の個人情報を効果的に保護する。
中國はすでにネット空間身分管理サービスプラットフォームを建設(shè)?運営しており、社會上にも一連の認証プラットフォームを構(gòu)築する予定だ。認証が必要な場合に、eIDの情報をアップデートすると、バックグラウンドでの対照を経てパスワードが発行される。eIDは現(xiàn)在すでに工商銀行と提攜しており、年末までに中國銀行や建設(shè)銀行などとも提攜し、キャッシュカードに搭載する形で無料発行される。今後は電子商取引、行政事務(wù)?國民生活、SNS、モバイルネットワークなどで利用できるようになる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年10月31日
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