錦織圭
先週、広大なオーストラリアの地で、中國の赤が輝きを放った。オーストラリアで開催されているAFCアジアカップ2015の1次リーグで中國代表は、3戦全勝で決勝リーグに進出を決めたほか、女子テニスシングルの彭帥も全豪オープンテニスで4回戦進出を決めた。しかし、25日、アジアカップはすでに他國のチームのゲームとなり、全豪オープンも彭帥の敗退とともに、中國人にとってはどうでもいいショウになってしまった。華西都市報が伝えた。
■李娜引退後、日本テニス界のヒーローが新しいスターへ
彭帥がブリスベンを去った日、全豪オープンの男子シングルスで、現在世界ランキング5位の錦織圭が逆転勝利を飾り、4年連続で全豪オープンベスト16に進出した。安定した成績に加え、昨年の全米オープンで準優(yōu)勝に輝いた日本の青年はアジアのテニス界の新たな誇りとなった。錦織の快進撃に、全豪オープンの組織委員會も胸をなでおろしている。全豪オープンは、4大大會グランドスラムの中で、唯一アジア地域で開催される大會であり、錦織圭のアジア人としての顔は、李娜の引退後、豪州オープンの體面を保たせるのに一役買った。
さらに殘酷な現実は、このハンサムな青年の活躍により、國際的な有名企業(yè)はこぞって錦織圭を奪い合い、李娜引退後のアジア市場のイメージキャラクターの穴埋めにしようとしていることだ。ビジネス上の計算とは別に、テニスファンが注目しているのは、アジアテニス界の勢力図だ。伊達公子の成績が停滯した後、李娜や彭帥が大活躍をするなど、近年中國がアジアテニス界を牽引してきたこともあり、日本のテニス界はすでに中國のテニス界に対抗できなくなっていた。ところが、錦織圭というニューヒーローの臺頭により、いつの間にかアジアのテニス界の情勢が変わってしまった。
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