サムスンは長年にわたり、中國市場でのスマートフォン売上トップを獨占してきたが、長年のライバルであったアップルに、ついにその地位を明け渡した。北京商報が伝えた。
英國の市場調(diào)査會社Canalysによると、昨年第4四半期(10-12月)の中國スマホ市場で、アップルがメーカー別出荷?販売臺數(shù)で初めて首位となり、サムスンは3位に退いた。同時期のアップルの四半期決算によると、アップルの中華圏での売上高は前年同期比70%増となった。
Canalysはアップルが中國スマホ市場でトップに立てた理由として、初めて打ち出した大畫面スマホ(iPhone 6、iPhone 6 Plus)が消費者から受け入れられたことや、中國國內(nèi)の4Gの発展を挙げた。一方、革新的な新製品に欠けたサムスンは、1位から3位に転落、中國メーカーの小米(シャオミ)が2位、華為(ファーウェイ)が4位につけた。このランキングの移り変わりは、アップルが発表した2014年10-12月期の決算からも見て取ることができる。アップルの同期の売上高は745億9900萬ドル、純利益は180億2400萬ドルで、それぞれ前年同期比30%増、38%増となった。うち、中華圏の増加率は最高で、売上高は161億4400萬ドルと、前年同期の94億9600萬ドルと比べ約70%増となった。
製品別に見ると、売上の主力製品となったiPhoneは前年同期比57%増の511億8200萬ドルの収益を上げた。アップルはiPhone 6、iPhone 6 Plusの具體的な売上高を発表していないが、ティム?クックCEOは、両機種がもたらした新規(guī)ユーザーは過去の全てのiPhoneを上回ったとしている。
アップルと対照的なのがサムスンだ。サムスンがこのほど発表した昨年第4四半期の決算によると、同社は5四半期連続の減益となった。
近頃、サムスンの業(yè)績は低迷を続けており、主力スマートフォン「Galaxy」シリーズも革新性に欠けることから消費者をひきつけられていない。サムスンの中國でのシェアは、高いコストパフォーマンスを誇る小米、華為、レノボなどの中國メーカーに奪われている。さらに、長年のライバル?アップルが大畫面スマホを打ち出したことで、サムスンのこれまでの強みが消え、シェアの一部がアップルに流れてしまった。サムスンが、中國という世界最大のスマホ市場において、トップの地位を明け渡したのもうなずける。(編集SN)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年1月30日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386