広東省広州市でこのほど開店した「保稅店」が注目を集めている。ここで売られている輸入商品は免稅扱いで、価格は一般市場よりもかなり安い。そこで先月23日に開店すると、瞬く間に人気が沸騰した。だが同26日になると、同店を運営する広州美悅優(yōu)選電子商務(wù)有限公司は「微信」(WeChat)を通じ、「1月27日から、店舗にはサンプルを置いてお客様に體験していただき、従業(yè)員がお客様のネット上での注文をサポートいたします」と宣言。これはつまり、関稅支払い済み商品以外の関稅を支払っていない商品はその場で買えず、店側(cè)が保稅倉庫から発送するのを待つしかないが、店舗で注文はできるということだ。
▽「オフライン販売」をバックアップして「オンラインショッピング」を牽引するのが狙い
同公司は広州保稅區(qū)に設(shè)立された海外通販企業(yè)で、それほど大きくない実店舗は「関稅支払い済み直接購入ブロック」と「海外通販商品體験ブロック」の2ブロックに分かれる。従業(yè)員は、「関稅支払い済み直接購入ブロックに置いてある商品は一般的な貿(mào)易手続きに従って通関や納稅などの輸入手続きを終えたもので、一般の輸入商品と変わりない。この保稅店の価値を本當(dāng)に體現(xiàn)しているのは海外通販商品體験ブロックの方だ」と説明する。
同店で粉ミルクを品定め中の人たちを取材したところ、多くの人が、「価格は香港とあまり変わらず、正規(guī)品の保証があるので、これからはわざわざ香港まで行って粉ミルクを買わなくてもよくなる」と述べた。こうした見方について、海外通販企業(yè)の責(zé)任者は、「消費者が保稅區(qū)內(nèi)の輸入商品をネットショッピングするのは、海外から荷物を送る場合に、荷物の送料だけを支払うのに似ている。保稅區(qū)內(nèi)では通常の稅率は10%で、稅額が50元(1元は約18.9円)に満たない場合、稅関は稅金を免除する。保稅區(qū)以外の一般の店舗では、一般の貿(mào)易プロセスをたどり、関稅や付加価値稅を支払うので、稅率はもっと高くなる」と話す。
現(xiàn)場の取材でわかったことは、この店舗が最も力を入れるのは、消費者のネットショッピングとオフラインでの「保稅の概念」、「価格の優(yōu)遇」、「品質(zhì)の保証」といったラベル提示の一體化によって高まった人気が、ネットショッピングを牽引するようになることだ。
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