中國(guó)気象局は3日に記者會(huì)見(jiàn)を開(kāi)催し、今季冬(2014-2015年)の中國(guó)全土の気候の特徴を発表。全國(guó)の平均気溫が-2.3度と、例年の-3.4度より1.1度高く、1961年以降で4番目の高さだった。全國(guó)的に明らかな「暖冬」だったことになる。また、華北(中國(guó)北部)の平均気溫も-1.9度と、例年より1.4度高く、同じく1961年以降4番目の高さだった。降水量を見(jiàn)ると、北京は7.7ミリと、例年より9.4％少なかった。北京晨報(bào)が報(bào)じた。

全國(guó)の平均気溫は、1998/1999年、2006/2007年、2008/2009年の冬季に次ぐ高さで、2001/2002年の冬季と同じだった。段階別に見(jiàn)ると、冬の初めは寒かったものの、中期、後期は寒さが緩んだ。

同局の張祖強(qiáng)?報(bào)道官は、「エルニーニョの出現(xiàn)により、今季冬は暖冬となった」と説明し、「赤道域の中東の太平洋の水溫が異常に高い狀況は現(xiàn)在、おさまっているほか、赤道域の東太平洋の水溫も正常な狀態(tài)。エルニーニョ現(xiàn)象は衰退に向かっている」とした。

西蔵（チベット）自治區(qū)の一部や青海省南部の一部、海南省南部の気溫が例年より低かった以外、今季冬は中國(guó)各地のほとんどの地域の気溫が、0.5-1度高いか例年並みだった。うち、內(nèi)蒙古（モンゴル）自治區(qū)や華北東部、黃淮（黃河以南、淮河以北）などの地域は例年より1-2度高く、2度以上高い地域も一部あった。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年3月4日