藍氏はこれについて、「こうすれば(犠牲者の)人數(shù)はぐっと少なく見える」と指摘する。藍氏はさらに、日本政府の「侵略の定義が定まっていない」「歴史の判斷は歴史家に任せるべきだ」といった言い方は、実質(zhì)的に責(zé)任を逃れるものだと批判している。
安倍首相は第2次內(nèi)閣の組閣にあたって、右翼の政治家と言われる下村博文を文部科學(xué)大臣に任命した。藍氏は、この任命自體が一つのシグナルであり、安倍首相が歴史教育や公民教育などの學(xué)校での教育から著手し、自らの信奉する歴史観の植え付けを行おうと考えたことの証拠だと指摘する?!赴脖妒紫啶蠠峥竦膜圣圣伐绁圣辚攻趣扦ⅳ?、『大和民族優(yōu)秀論』の信奉者であり、こうした理論を次の世代に教え込もうとしている。また安倍首相は、先の戦爭が正しかったと主張して初めて、憲法改正や軍備拡大を進め『普通の國』になるという路線に道を整えることができる」
▽歴史の書き換えを目論む日本右翼
「日本社會の保守化と右傾化に伴い、日本は、歴史上の自らの暗い過去を隠そうと必死になってきた。なぜならこの過去は、日本の右翼勢力が主張する大和民族優(yōu)秀論と矛盾するからだ」と藍氏は語る。
教科書の中から戦爭の罪の記述を取り除こうとする日本政府の行動は、1980年代から始まった。日本文部省は1982年6月の教科書検定で、日本が中國侵略戦爭を幾度も行ったという史実の記述に注文をつけ、「華北侵略」を「華北進出」と修正したとして批判の的となった。2カ月後、國際世論の圧力を受け、當(dāng)時の內(nèi)閣の閣僚はこれを「訂正」する聲明を出した。
だが藍氏によると、日本の一部の右翼メディアは現(xiàn)在になっても、この「侵略」にかかわる記述の変更が行われたことを認めていない。
21世紀に入ってから、日本の教科書問題は悪化している。最も注目されるのは、「新しい歴史教科書をつくる會」によって編纂された歴史教科書である。
この右翼団體の教科書は皇國史観を信奉し、殖民統(tǒng)治と侵略戦爭を行った責(zé)任を根本から否定し、「太平洋戦爭」を「自存自衛(wèi)」「アジアの解放」「大東亜共栄圏の建設(shè)」のために行った「正義の戦爭」と標榜している。2001年4月、この教科書は文部科學(xué)省の検定を通過した。その後、4年ごとに行われる教科書検定で、この教科書には何度も「青信號」が出されてきた。
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