現(xiàn)時點で、中國全土の約20の省?區(qū)?市が、2015年の退職者の年金調(diào)整プランを公表している。うち、北京市の退職者の平均年金額が最も多く、3355元(約6萬3745円)だった。人民網(wǎng)が報じた。

その他、天津は2525元(約4萬8千円)、青海省は2910元(約5萬5300円)、新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)は2500元(約4萬7500円)、甘粛省は2168元(約4萬1200円)、江蘇省は2460元(約4萬6750円)、雲(yún)南省は1971元(約3萬7450円)に引き上げられた。

中國人力資源?社會保障部(省)は今年1月15日、「今年、企業(yè)の退職者の基本年金額を10％引き上げる。退職者約8000萬人が利益を受けることになる」と発表した。年金額が引き上げられるのは、2005年以降これで11回目。

14年末の時點で、企業(yè)の退職者の基本年金は10年連続で引き上げられ、04年の月平均647元(約1萬2300円)から2000元(約3萬8千円)と、約3倍に引き上げられたと試算されている。

各地の狀況を見ると、今回の調(diào)整の対象となるのは、14年12月31日までに、規(guī)定に基づいて、退職手続きを行い、月ごとに基本年金を受け取る企業(yè)退職者。多くの地域が、▽受給額に一定額を上乗せする▽納付年數(shù)に応じて受給額を上乗せする▽受給者の年齢に応じて受給額を上乗せする――といった調(diào)整方法を通じて年金額を決めている。

同部は今年初め、「基本年金が數(shù)年連続で大幅に引き上げられることは、退職者の生活改善や公平な社會実現(xiàn)促進の面で大きな役割を擔う。特に近年、経済成長が鈍化し、年金基金の支出圧力が高まっている狀況下での大幅引き上げであり、効果的な民生改善となるだろう。年金の引き上げ幅は、消費者物価指數(shù)(CPI)だけでなく、國民総生産(GDP)の増加幅を上回っている」との見方を示した。(編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年4月13日