某ドイツ車販売店の擔當者は、「たとえば、誤った製品の位置づけやタイミングを逸した新車の発売などが、日系車の不調(diào)を招いている。いまだに、彼らの新車開発は、単なる舊型からのモデル?チェンジに依存しており、全新モデルの研究開発は少ないため、中國消費市場のスピーディな変化に追いついて行くことができない」と指摘した。
実のところ、中國における市場シェアの低下に伴い、日系ブランドは軒並み、自社製品そのものが抱える問題點に意識を向け、「失敗を反省し、今後に備え」始め、戦略転換を模索するようになった。例えば、ターボチャージャー搭載車が世界にあまねく普及するようになっても、日系車は舊態(tài)依然のまま、空冷エンジンを固守し続けたが、多くの消費者はこれについて良い反応を示さなかった。自分たちの素晴らしい時代が過ぎ去った後、日系ブランドは、一挙にターボエンジンへの転向を試み、時代の流れに追いつこうとした。発売されたばかりの広汽トヨタの新世代ハイランダーには、舊型2.7Lエンジンに取って代わり、全新型2.0Tエンジンが搭載された。一汽トヨタの新型クラウンは、元の2.5 Lエンジンを保留したが、今年後半には、3.0Lエンジン搭載舊モデルに代わり、2.0Tエンジン搭載モデルを発売する。日産が年末に発売予定の新型キャシュカイにも、ターボエンジンが搭載される。
このほか、日系ブランドは、現(xiàn)在好調(diào)なSUV市場に、さらに続々と強力な新車を投入する。ここ數(shù)年、SUVに力を入れている東風日産は、新エクストレイルを発売した昨年に続き、今年初めにヴェヌーシアSUVT70を発売、今年後半には新型キャシュカイや新型ムラーノを発売予定。キャッシュカイは、中國市場で発売を開始した2008年以來、初めてのモデル?チェンジとなる。ホンダも、SUVをきっかけに低迷狀態(tài)からの挽回を狙っており、間もなく開幕する2015年上海モーターショーでは、中國人消費者をターゲットとしたSUVコンセプトカーを発表する。また、同モーターショーで同時に発表する2015年型東風ホンダCR―Vは、エンジンは現(xiàn)有の2.4L型から、2.4L最新型i-VTECへ、トランスミッションは現(xiàn)在の5速ATからCVTへ、それぞれグレードアップする。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年4月14日
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