ハイアールは2012年、それまで長く赤字続きだった三洋電機(jī)の白物家電業(yè)務(wù)を買収、2014年財務(wù)年度に初めて黒字転換させた。ハイアールアジア株式會社広報部の森田純部長は、「三洋電機(jī)の白物家電部門は3萬人の従業(yè)員を擁していた時期がある。ひとつのアイディアの提出から決定までに、10プロセス以上の手続きを経なければならない。良いアイディアであっても、このような長いルートを辿らなければならないため、優(yōu)れた角が全て摩耗して平らになってしまう」と指摘した?，F(xiàn)在、ハイアールアジアR&D（研究開発部門）では、部門と部門を隔離していた壁は取り除かれ、會圧プロセスは短縮化され、どんなアイディアも、生まれたら即座に伝えられ、練り上げられ、速やかに商品化することが可能となった。

〇年功序列のもとでは、あえてリスクを取りたくない

安永竜夫氏（54）がこのほど、三井物産社長に就任、日本の各メディアから「異例の若さでのサプライズ就任」と報じられた。記者がこれまでに中日企業(yè)家の交流活動に幾度も參加した経験から、「同じ役職の場合、中國人の平均年齢は日本人より10歳以上若い」という事実を発見した。

1960年代から70年代にかけて、日本では、松下幸之助氏ら傑出した企業(yè)が多く登場した?，F(xiàn)在、一群體としての日本人企業(yè)家の國際的影響力は、以前ほどではない。今の日本で最も有名な日本人企業(yè)家?孫正義氏は、在日韓國人であり、かつての日本ビジネス界のトップとは異なった趣がある。

日本の若者の留學(xué)願望や創(chuàng)業(yè)願望は、他國の同年代の人々よりはるかに低い。経済成長期、日本企業(yè)は軒並み、熟練労働者を他社に引き抜かれないように「終身雇用制」を?qū)毪筏?。「年功序列」のもと、勤続年數(shù)が長くなればなるほど給料が上がる。大企業(yè)で安定した仕事に就くことを願う若者たちは、あえて創(chuàng)業(yè)のリスクを背負(fù)いたくないのだ。

鷲田氏は、「科學(xué)的な問題は、とどのつまりは人間の問題に帰著する。イノベーション精神を持ち、能力に溢れた若者を育成するためには、國際論文誌でどれだけ多くの論文を発表するかに著目するのではなく、市場を通した技術(shù)と人間との対話を確立することが必要だ」と指摘した。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年5月29日