新興5カ國(BRICS)第7回首脳會議が開催される前夜の7月7日、BRICS創(chuàng)設(shè)の新開発銀行がモスクワで初の理事會會議を開き、インドのK?V?カマト氏が初代総裁に任命された。任期は5年。人民日報が伝えた。
67歳になるカマト氏は銀行マンとして40年近いキャリアをもち、インド民間最大手?ICICI銀行の元頭取で、インド最大の情報科學(xué)技術(shù)企業(yè)インフォシス(Infosys)の社外取締役でもある。カマト氏はアジア開発銀行での任期期間中にも中國やインド、インドネシア、フィリピンなどの國々のプロジェクトを擔(dān)當(dāng)してきた。
アクシス銀行(インド國內(nèi)民間大手3位)のShikha SharmaCEOは、「カマト氏の金融市場に対する理解と業(yè)界での豊富な経験からして、彼が新開発銀行の総裁に選出されたことは自然な流れだ」と指摘する。
カマト氏は銀行界で経験が豊かであるだけでなく、業(yè)界內(nèi)で積極的なイノベーションを進めてきた人物としても知られる。70年代末、コンピューター技術(shù)が未だインドの銀行界で普及していなかった頃、カマト氏は巨額を投じてICICI銀行にコンピューターシステムを?qū)毪筏?。その判斷は今日インド國?nèi)の同業(yè)界內(nèi)でリーダー的地位を確立することに繋がっている。
カマト氏にも低迷期がなかったわけではないが、そうした低迷期もチャンスに変えてきた。世界経済が衰退を辿っていた90年代、それは同時に情報化、デジタル化経済が到來した時期であり、経済のグローバル化は大きく加速していた。カマト氏率いるICICI銀行はその優(yōu)れた技術(shù)と資本の優(yōu)位性を活かし、國內(nèi)外の多くの金融?非金融機関を吸収し、インドで最もグローバルな銀行へと成長していった。
カマト氏にインドの銀行を世界へと導(dǎo)く手腕があるとしても、彼が世界的な銀行でインドを含むBRICS諸國を牽引できるか否かは、インドの世論が最も関心を寄せていることでもある。インドメディアによると、カマト氏は新開発銀行の最初の貸付金を、來年4月1日までにBRICS諸國のインフラ建設(shè)分野に貸し付けることを明言している。
新開発銀行の業(yè)務(wù)が世界銀行、アジア開発銀行と重なり競爭が生じるのではないかという疑問に対しカマト氏は、「我々はパートナーであり、敵ではない」と強調(diào)し、「新開発銀行であろうとその他の國際金融機関であろうと、すべての國と地域の融資需要を満たすことはできない。我々には十分大きな市場がある」と述べている。
新開発銀行の発展のビジョンについては、カマト氏は改めてイノベーションの必要性を強調(diào)し、「この銀行自體が先駆的事業(yè)であり、斬新かつ実務(wù)的な措置を講じて発展させていく必要がある」とし、「まだ誕生間もない銀行だが、すでに拡大を待ちわびている、特にアフリカ諸國は最も期待を寄せている新メンバー」だと述べた。(編集IM)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年7月10日
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