中國は今後5年、小康社會を期限通りに全面的に建設(shè)した上で、さらに宇宙の起源と進化について模索し、人類の究極の問いに答えなければならない――。5日に開幕した全國人民代表大會で審議された中國の第13次五カ年計畫綱要(草案)は、革新駆動型発展を優(yōu)先的な位置に據(jù)え、中國が今後5年間に渡り進展を目指す基礎(chǔ)的?先進的科學分野のうち、「宇宙の進化」を最重視した。他にも「物質(zhì)構(gòu)造」「生命の起源」「脳と認識」などが含まれる。新華社が伝えた。
中國科學院國家宇宙科學センター長の呉季氏は、「中國はすでに宇宙進出、宇宙応用の能力を付けており、世界の宇宙大國になろうとしている。しかしながら、技術(shù)を重視し科學を軽視する長期的な態(tài)度により、中國は宇宙大國でありながら宇宙科學小國という苦しい現(xiàn)狀に陥っている」と指摘した。
世界2位の経済體である中國は近年、科學技術(shù)の革新水準を高めている。月探査プロジェクト、高速鉄道、大型機などは、中國の科學技術(shù)発展を象徴している。しかしながら、重力波の探査といった數(shù)十億元、さらには數(shù)百億元の資金が必要な重大基礎(chǔ)研究プロジェクトは、中國ではまだ珍しい。
米國人科學者は今年2月、重力波を直接探査したと発表し、世界を驚かせた。中國の一連の重力波探査プロジェクト「阿里実験室計畫」「太極計畫」「天琴計畫」も相次いで打ち出された。
中國人科學者はこれまで、基礎(chǔ)研究設(shè)備の不足に悩まされてきた。しかしこの狀況には、徐々に変化が生じている。計畫中の重力波探査裝置の他に、中國は昨年12月、初の暗黒物質(zhì)粒子探査衛(wèi)星を打ち上げた。貴州省も世界最大口徑の電波望遠鏡の建設(shè)を急ピッチで進めている。中國の宇宙探査は、直接的な國防?経済効果のみに満足せず、宇宙の運命に関する謎を解こうとしている。
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