中國保険監(jiān)督管理委員會(保監(jiān)會)は16日、保監(jiān)會と財政部がこのほど「都市?農(nóng)村部住宅の地震大型災(zāi)害保険制度の実施案」を発表したことを明らかにした。これにより、地震を突破口として、巨大災(zāi)害保険制度の実施をめぐる検討が始まることとなった。京華時報が報じた。
同案によると、保障の対象となるのは、都市?農(nóng)村部住民の住宅。制度発足當(dāng)初は、原則として、國が定める建築品質(zhì)基準(zhǔn)(耐震基準(zhǔn)を含む)を満たす建築物本體および室內(nèi)の付屬設(shè)備を主な対象とし、破壊性をもつ地震動やそれによって生じた津波、火災(zāi)、爆発、地盤沈下、土石流、土砂崩れなどの二次災(zāi)害が主な保険責(zé)任の対象となる。
制度発足當(dāng)初は、住宅の全體構(gòu)造、平均再建コスト、災(zāi)害後の補償?救援水準(zhǔn)など各狀況を総合的に勘案し、都市?農(nóng)村別に定められた保険金額にもとづき、都市部住民の住宅の基本保険金は1戸あたり5萬元(1元=約16.7円)、農(nóng)村部住民の住宅は1戸あたり2萬元とする。各戸ごとに保険會社との協(xié)議によって保険金が確定され、初期は最高100萬元までとし、超過した部分は商業(yè)保険によって補てんされる。
保険料率については、発足當(dāng)初は、中國保険業(yè)協(xié)會が発表した模範(fàn)條項にのっとり、主契約単獨とするか一般家財保険を付加するかを選ぶことができる。地域によるリスクの違い、建築構(gòu)造の違いに応じて差別化した保険料率を定め、適宜調(diào)整する。
賠償処理については、発足當(dāng)初は、操作の簡素化や急速な普及を図り、保険商品は定額保険プランとし、保険金を支払う際には、保険金額を基準(zhǔn)とし、國家地震局や民生部が定めた國家基準(zhǔn)を參考に、各地域における農(nóng)村住宅保険の保険金支払方法もかんがみて、保険金額を算出する。また、家屋の破損度に応じてレベル別に保険金額を調(diào)整する。つまり、破損度がⅠ-Ⅱ級の場合、ほぼダメージなしとみなされ、保険金は支払われない。Ⅲ級(中程度の破損)の場合は、保険金の50%が支払われる。破損度がⅣ級(深刻な破損)およびⅤ級(全壊)の場合は、保険金は満額支払われる。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月19日
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