ボランティア採用も「縁」が肝心
ボランティアの孫楚格さんと楊博雅さんは、90後の女性。17年8月に、故宮のボランティアファミリーの一員として働き始めた。ボランティアに選ばれたことについて、二人は「縁」と聲を揃える。
出身地が同じで同級(jí)生の孫さんと楊さんは現(xiàn)在、北京の大學(xué)で大學(xué)院生として環(huán)境デザインを?qū)Wんでおり、同じ寮に住んでいる。17年3月末、孫さんは連休を利用して遼寧省の実家に帰った。その途中の列車で、スマホでニュースを見ていた時(shí)、偶然故宮がボランティアを募集していることを知った。
「大學(xué)1年の時(shí)に、初めて故宮を見學(xué)し、とても感動(dòng)した。自分の専門もアートと関係があり、當(dāng)時(shí)、故宮の建築物や展示されている文化財(cái)に目を奪われた。そして、故宮を頻繁に訪れることができたらどんなにいいかと思った。ボランティア募集を見て、とても興奮し、寮にいた楊さんに電話をかけ、一緒に履歴書を送って応募した」と孫さん。
一方の楊さんも、元々故宮が大好きだった。子供の頃に遼寧省瀋陽市にある故宮にしょっちゅう行き、特に、宮殿の赤い壁や伝統(tǒng)的な琉璃瓦の屋根を見るのが大好きだった。そして、北京の故宮を見て、さらに感動(dòng)したといい、孫さんから電話がかかって來た時(shí)、迷うことなく一緒に応募することにしたという?!杆饯郡沥悉工挨寺臍s書を準(zhǔn)備し、指定のメールアドレスに送った。応募締め切りまであと1時(shí)間しかなかった。私と孫さんはとてもラッキーだった」と孫さん。
ある高齢のボランティアに、「一生に1回しか故宮に來れない人もいる。そんな人をあなたが案內(nèi)すると、その人の感じることに直接影響し、その人は家に帰ってからもいろんな人に聞いたことを話すだろう」と言われたことに感動(dòng)させされ、その言葉を今でも覚えているという孫さんは、「それを聞いて自分の仕事はとても神聖で、意義のあることだと感じた」と語った。
ボランティアチーム立ち上げ13年 220人體制に
故宮博物院の単霽翔?院長によると、故宮のボランティアチームは04年12月に立ち上げられ、17年で13年目を迎えた?!高^去13年を振り返ると、登録されたボランティアの數(shù)は延べ約3000人。様々な業(yè)界、様々な年齢層の人がおり、仕事の內(nèi)容は解説や案內(nèi)、教育プロジェクト、PRなど。社會(huì)にサービスを提供した時(shí)間は累計(jì)13萬時(shí)間で、延べ約60萬人にサービスを提供した」。
単院長によると、17年、故宮のボランティアチームには220人が在籍した。博物館のボランティアとしては220人というのはそれほど大規(guī)模ではないものの、故宮博物院のボランティアは終始ハイクオリティのサービスを提供することを目指している。過去1年間、220人のほぼ全員が、年間72時(shí)間はボランティアとして活動(dòng)するという約束を守り、館內(nèi)の特別館、特別展の解説、イベント時(shí)の案內(nèi)、コミュニティや學(xué)校でのPR、教育活動(dòng)プロジェクトなどに累計(jì)1萬4722時(shí)間30分を費(fèi)やし、延べ8萬8142人にサービスを提供した。それらの數(shù)字は近年で最多だ。また、故宮博物院は現(xiàn)在、ボランティアチームの育成を一層重視しており、ボランティアを?qū)澫螭摔筏恳妼W(xué)、研修などを1年で20回以上企畫した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月17日
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