「元宵節(jié)」は、「上元節(jié)」や「小正月」、「元夕」、「燈節(jié)」とも呼ばれる。春節(jié)（舊正月、今年は2月16日）明けに最初に迎える重要な祝日であり、中國人だけでなく漢字文化圏に住む海外華人にとっても大事な伝統(tǒng)的祝日の一つ?！冈隆工吓f暦1月を指し、昔の人は夜のことを「宵」と呼んだことから、1年で最初の月の「満月」の夜にあたる元月15日が、「元宵節(jié)」と呼ばれるようになった。

中國の古い言い伝えでは、上元節(jié)（天官節(jié)、元宵節(jié)）と中元節(jié)（地官節(jié)、盂蘭盆節(jié)）、下元節(jié)（水官節(jié)）が「三元」と稱されている。元宵節(jié)の起源は、2千年以上前の漢代に遡る。漢の文帝時(shí)代に舊暦の1月15日が「元宵」と名付けられた。

「元宵節(jié)」には戸外で月見をして、ランタンに燈りをともし、花火をあげ、なぞなぞ遊びを楽しみ、皆でもち米の粉で作った元宵（ユェンシャオ）や湯圓（タンユェン）を食べ、ウサギ型の提燈を挽いて練り歩くといった伝統(tǒng)的な風(fēng)習(xí)がある。また、竜燈踴りや獅子舞、高足踴り、采蓮船踴り、ヤンコ踴り（田植え歌踴り）、太鼓演奏といった伝統(tǒng)的な民俗パフォーマンスが行われる地方も多い。

元宵節(jié)は2008年6月、第2期「國家級無形文化遺産リスト」に登録されている。（編集KM）

人民網(wǎng)日本語版」2018年3月2日