オンラインフードデリバリープラットフォーム「Eleme」と浙江省の杭州市障害者連合會はこのほど、正式に戦略的提攜を結(jié)ぶ契約書に署名をした。言語障害、聴覚障害を持つ宅配スタッフ24人が新たにチームに加わった。浙江在線が伝えた。
メンバーの1人でシングルマザーの楊蕾さん(40)は、手術(shù)を終えたばかりの父親と、中學(xué)2年生の娘の面倒を見ている。1級聴覚障害を持つ彼女は5年間、微商(微信を利用して販売や宣伝を行う電子商取引)でお金を稼ぎ、家族を養(yǎng)ってきた。彼女が宅配スタッフを選んだのも、他に選択の余地がなかったからだ?!讣彝イ呜?fù)擔(dān)が重いため、少しでも家計の足しになれば良いと思い始めた。電動バイクに乗れて、スマートフォンが使えればこの仕事は誰にでもできる」と彼女は手話で教えてくれた。
また、楊さんは、「メールで聴覚障害を持っていることを伝えた際には、彼らの理解を得ることができた」と手話で話した。
このような新人たちは、正規(guī)のトレーニングメニューを通過してようやく入社したという。聴覚障害者の潛在的な走行リスクに対し、「Eleme」は、特別に杭州市北山中隊(duì)の交通警察官を招き、「聲なき」宅配スタッフのために交通安全の授業(yè)を行った。
人員審査と宅配ルール面においては、宅配スタッフは仕事を開始する前にトレーニングや査定、健康証の手続き、プラットフォーム上での保険の購入が行われる。杭州市障害者連合會の胡紅生副理事長は「努力を惜しまなければ、毎月約6千元(約10萬円)の安定的な収入がえられる。言語障害者、聴覚障害者にとっては非常に魅力的な選択だ」と話した。
杭州市の障害者の就職に関しては、早くより「インターネット+」を取り入れていた。例えば、ECサイト運(yùn)営やクラウド型カスタマーサービス、農(nóng)村淘寶(タオバオ)、盲人マッサージO2O(オンラインツーオフライン)モデルなどがある。今回は、杭州市特有の言語障害者、聴覚障害者の新型「インターネット+」就職モデルを作り上げた。杭州市障害者連合會は、先陣を切って中國各省及び全國とEC?物流企業(yè)との協(xié)力體制の第一歩を踏み出した。(編集TK)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年4月26日
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