今月17日に一年で最も暑い時期である「三伏」に突入し、中國全國各地で厳しい暑さとなっている。暑い日が続くと、動物たちも元気や食欲がなくなる。そこで、遼寧省の瀋陽森林動物園は、動物たちの「暑さ対策」のための様々な工夫を行っている。
同動物園のパンダ館では、パンダの「氷清(ビンチン)」が、飼育員が置いた大きな氷にぴったりとくっつき、涼んでいた。また、その隣では「浦浦(プープー)」が影のある草の上で冷えた笹を食べていた。
飼育員の崔皓さんによると、「暑い時、人間はアイスクリームを食べたり、水浴びをしたりして暑さ対策をする。そのため、パンダもそれと同じようなことをして暑さをしのげるようにしている。例えば、大きな氷を置き、室外の広場には水浴びができる場所がある。室內(nèi)にはクーラーがあり、25度に設(shè)定してパンダが快適に過ごせるようにしている」という。
飼育員は取材に対して、「気溫が30度以上になると、午前と午後に1回ずつ、暑がりのパンダやアムールトラ、ヒョウ、レッサーパンダなど、約20種類の動物の小屋に氷を置いてあげる。使われる氷の重さは1日當たり150キロ。また、えさのほかに、氷で冷やした果物や飲み物も與えている」と話した。
崔さんによると、動物にはウツボグサや菊、桑の葉をブレンドした「夏桑菊」を飲み物として與え、これによって體の熱が下がり、熱中癥対策になるという。パンダはこれが嫌いであるものの、それを餌の中に混ぜている。
同動物園は、氷や果物で動物の暑さ対策をしているほか、サイやゾウのような大きな動物を?qū)澫螭?、水浴びの回?shù)を増やしたり、室內(nèi)にも水を浴びることができる設(shè)備を設(shè)置し、動物たちがいつでも水を浴びることができるほか、飼育環(huán)境を清潔に保てるようにしている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年7月20日
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