歐聯(lián)網(wǎng)がイタリア歐聯(lián)通信社の報道を引用して伝えたところによると、スイスの國際経営開発研究所(IMD)がこのほど「2018年IMD世界人材報告」を発表し、その中にある18年世界人材競爭力番付では、前年に続いてスイスがトップに立ち、5年続けて世界で最も人材を誘致する力のある國になったという。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
報道によると、同報告は人材に投資し発展させる力、人材を誘致し引き留める力、人材のストックレベルの3つの指標に基づき、30項目を立てて、世界63ヶ國?地域の人材育成と人材誘致の狀況について、分析評価と順位づけを行ったものだ。
同報告によれば、18年の人材競爭力番付の上位10位に並んだエコノミーは上から順に、スイス、デンマーク、ノルウェー、オーストリア、オランダ、カナダ、フィンランド、スウェーデン、ルクセンブルク、ドイツだった。カナダ以外はすべて歐州諸國だ。
IMDは、「18年世界人材競爭力番付を歐州諸國がほぼ獨占した主な原因は、これらの國々が教育と生活の質(zhì)に多くの投資を行っているからだ」との見方を示す。
米國は今回は12位で、前回より4位上昇した。英國は23位で前回より2位ダウンし、ノルウェーは公教育への支出と人材ストックが増大したため、前回より4位上昇した。
IMD世界競爭力センターのアルテューロ?ブリス代表は、「番付上位10位のエコノミーは、どこも手厚い公教育投資と質(zhì)の高い生活を享受している。こうしたエコノミーは自國の人材資本を発展させる力があり、また海外から高い技能をもった専門的人材を誘致する力もある」と話す。
マレーシアは前回から6位アップして22位になり、日本の29位、韓國の33位を上回った。番付の下位にはスロバキア、コロンビア、メキシコ、モンゴル、ベネズエラが並んだ。
中南米諸國のメキシコは人材競爭力が最下位クラスで61位。ベネズエラは最下位の63位だ。両國は人材流出が深刻で、公教育支出も少ない。
IMDのチーフエコノミストのクリストス?カボリス氏によると、「エコノミーでは生活コスト、生活の質(zhì)だけでなく、賃金レベルも外國籍人材を誘致する上で非常に重要な要素になる」という。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年11月23日
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