ネイチャー(電子版)はこのほど、2019年の科學(xué)分野の期待すべき大きな出來事をまとめた。これらの出來事には▽中國(guó)が科學(xué)研究費(fèi)が最大の國(guó)に▽電波望遠(yuǎn)鏡「天眼」が大きく目を開き、より遠(yuǎn)くの宇宙を見る▽生物醫(yī)學(xué)分野の監(jiān)督管理の強(qiáng)化で発展をリード――などが含まれる。投資、遠(yuǎn)征、変化、監(jiān)督管理、遠(yuǎn)望などが2019年のキーワードになる。科技日?qǐng)?bào)が伝えた。
◆科學(xué)研究費(fèi)が拡大
ネイチャーによると、中國(guó)は2019年末に2018年の研究開発費(fèi)を発表する予定。その際中國(guó)は研究開発費(fèi)が世界最大の國(guó)になる可能性がある。中國(guó)は2003年より拡大を続けてきた。
歐州も黙ってはいない。歐州委員會(huì)は今年6月、次の7年(2021?27年)の科學(xué)研究資金援助枠組み「Horizon Europe」を発表した。同プログラムの初期予算は約1000億ユーロで、EUの科學(xué)研究資金援助としては過去最大規(guī)模となる。同プログラムは、基礎(chǔ)研究、革新、社會(huì)重大問題という3大分野に注目する。EU當(dāng)局者は2019年に、同プログラムの協(xié)議を行う?,F(xiàn)在の主な問題は、英國(guó)の研究者がいかに同プログラムに參加するかだ。英國(guó)のユーロ離脫の不確実性が、この國(guó)を揺さぶり続けるからだ。
◆「天眼」が目を見開き遠(yuǎn)くを見る
世界最大の電波望遠(yuǎn)鏡、中國(guó)の貴州省にある口徑500メートル球面電波望遠(yuǎn)鏡「天眼」が2019年9月に全面的に稼働開始し、研究者の使用に供される。2016年の調(diào)整段階より、この価値にして12億元(約194億円)の超大型望遠(yuǎn)鏡は、50個(gè)以上の新たなパルサーを発見している。目を見開いた「天眼」は、高速電波バーストや宇宙のガス雲(yún)などの現(xiàn)象が生む微弱信號(hào)を探査する予定。
また天文學(xué)者はハワイのマウナ?ケア山の、口徑30メートル望遠(yuǎn)鏡の建設(shè)を続けるかを決定する。同計(jì)畫は今年、現(xiàn)地人が問題視した一連の法律の壁の、最後の一枚を取り除いた。
◆複數(shù)のチームが南極へ遠(yuǎn)征
米國(guó)と英國(guó)の研究者は2019年1月に南極大陸に向かい、過去70數(shù)年で最大の南極合同任務(wù)を開始する。この5年間のプロジェクトでは、遠(yuǎn)くにあり不安定に見えるスウェイツ氷河が今後數(shù)十年內(nèi)に崩壊を始めるかを調(diào)べる。同プロジェクトでは、自立型水中ロボット(AUV)とアザラシに取り付けられたセンサーを使い、この面積が米フロリダ州に相當(dāng)する氷河付近の海洋條件を研究する。
2019年の遅い時(shí)期に、歐州の科學(xué)者は南極ドームCの氷床の掘削を開始し、150萬(wàn)年前のコアの回復(fù)を試みる。成功すれば、コアは最も古い気候?大気條件のオリジナルの記録を教えてくれる。
◆人類の起源の研究、新たな進(jìn)展を迎える
考古學(xué)者が2003年にインドネシアのフローレス島で人類に似た「ホビット族」を発見した。その後人々は東南アジアの島で、古代人の種の起源を示す多くの化石が見つかることに気づいた。
現(xiàn)在行われている発掘調(diào)査により、私たちはフィリピン?ルソン島の最も古い居住者の情報(bào)を知ることができる。例えば彼らの體が小さいのは、外界から隔絶されていたからかなどだ。
◆遺伝子操作の余波
賀建奎氏は今年、世界初となる遺伝子操作ベビーの誕生を宣言し、世界の科學(xué)界に衝撃をもたらした。ネイチャー(電子版)は、遺伝學(xué)者は2019年に、本件の影響に引き続き対応することになると判斷した。
研究者は新たな一年に、賀氏が本當(dāng)に2人の胚の遺伝子を操作し、雙子の女の子を生み出したのかを確認(rèn)する。また彼らはこの操作による副作用の解明に取り組み、かつ遺伝に利用できるヒトのDNA(卵子、精子、胚のDNAなど)の操作が責(zé)任ある監(jiān)督管理を受けられるようにする枠組みを構(gòu)築する。
◆「日傘」を作り地球を涼しく
CO2排出量の持続的な増加に伴い、2019年には「太陽(yáng)?地球工學(xué)」による人為的な地球冷卻を模索する、初の実験が始まる可能性がある。
「SCoPEx(成層圏制御摂動(dòng)実験)」を提唱する科學(xué)者は、微粒子を成層圏に散布し、それがいかに分散するかを観察しようとしている。これらの粒子は最終的に、一部の太陽(yáng)光を宇宙に反射し地球の気溫を下げる。地球に「日傘」を差すようなものだ。
しかし地球工學(xué)の懐疑論者は、この手段が予想外の結(jié)果を生み、溫室効果ガスの排出削減の努力を損ねることを懸念している。米國(guó)主導(dǎo)のSCoPExチームは、第3者諮問委員會(huì)の承認(rèn)を待っている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年12月29日
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